荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『このみち』

こんばんは。

田舎暮らしが気に入っている荒馬です。

 

と言っても、一昨年まで暮らしていた場所も

都会だったわけではないのですが、

ここと比べると、少しは…という場所。

 

こちらに来て、1年4ヶ月。

あちこちに、緑の景色が広がっています。

車で、どこを走っても…。

「あー、いいなぁ。秋田はどこを走っても緑いっぱいだ」

小凡師くんがドライブをしていると、いつも言う台詞。

確かにそうなのです。

 

帰省シーズン。

今年の夏は、北海道にある荒馬の実家には帰りませんでした。

この町も、多くの方々が帰省してくる町。

普段よりも人の数や道路の車の数だけでなく、

空気も賑わっているように感じます。

 

どこの駐車場も県外ナンバーが目立ちます。

秋田県は、ナンバーが1つしかないので、

ここではない場所から帰省しているのかもしれません。

北海道ナンバーをみかけると、なんだか懐かしい気持ちにもなります。

 

そんな中で思い出した絵本がこちら。 

このみち (えほんのぼうけん)

このみち (えほんのぼうけん)

 

おばあちゃんの家に向かう少年が主人公。

おばあちゃんへの思いを馳せながら、田舎の風景を歩きます。

そこに広がる風景は、行ったことがなくても、

懐かしい思いがよぎると思います。

 

こちらでは、そんな風景が見られます。

初めて訪れた時、『となりのトトロ』みたいだぁと思いました。

さすがに、もう少し栄えていますが…。

不便なように感じるかもしれませんが、

車で15分ほど走れば、買い物には困りません。

 

そして、田舎ならではだなぁとは思いますが、

こちらでは、お盆に成人式を行うそうです。

年明けは、冬。

雪が降る秋田県は、天候によって、交通機関の運行が左右されます。

1人でも多くの若者に参加してもらうため、

夏のお盆時期に行うとか。

さらに、

夏場は暑いので、お盆の成人式は、

着物や袴を着る人が少なく、

洋装が主なのだそうです。(浴衣で参加する人はいるそうですが…)

 

ところ変われば、です。

 

この田舎の風景を若者は嫌うかもしれません。

「何にもない」

「遊ぶ場所がない」

「どこへ行くにも車が必要だから不便」

そんな声をよく聴きます。

 

ですので、大学などで県外に出ると、

戻ってくる人がいないのかもしれません。

人口減少に拍車がかかる。

だから、

年配の方々が現役を続けなければならない。

しかし、後継者はいない。

 

凡師家の近所も、高齢者がたくさん。

しかも、その方々のお子さんは離れて暮らしている世帯が多い。

移住してきた凡師家をうらやましがる声をたくさん耳にします。

 

都会は当然、便利。

高齢になればなるほど、都会で暮らす方が良い。

という記事も見かけますが、

その価値観は人それぞれ。

田舎にだって良いところはありますし、

不便ばかりではありません。

 

規模が小さいからこそ、しがらみが多いこともありますが、

何かをやる時には、コンパクトな分、まとまりやすく、動きやすい

という側面もあります。

講師の方を招いて、講演会を開催してみて分かりました。

これが、もっと大きな都市なら、

実現はできなかったと思います。

実現したとしても、もっと事前のプレゼンや書類作成が必要だったり、

開催したい時ではなく、来年度になっていたかも…。

 

知り合いのかたが、新潟から秋田に嫁いで来たそうで、

話を聞いてみると、

最初の10年は、【よそ者】扱いだったよ。と。

それは、荒馬も感じることがあるのですが、

【何かを変えたり、何かをするには、[よそ者・若者・ばか者]が

 いないとできないんだ】という

お話を神奈川の友人から聞いて、

妙に納得し、また勇気をもらい、やる気になっていたところです。

 

長所も短所も、都会でも田舎でも存在しますが、

今は、

田舎で暮らす楽しさが勝っているので、

ついつい、

田舎嫌いの言動を見聞きすると、寂しくなってしまいます。

 

明後日くらいからは、

少し寂しげな近所の方のお顔を拝見するのでしょうね。

子どもや孫が来ていて賑わっていた場所が、

しんと静かになるのですから…。

 

そして、1週間もすると、

元の生活になっていくのでしょう。

 

暑さもだいぶ和らいできたので、

ゆっくりと散歩でもして、緑広がる景色を楽しもうかなぁ。

すっかり、ダラダラしたり、食べ過ぎのお盆なので。

少しくらい自惚れや自意識過剰気味がちょうど良い…かも

こんばんは。

良い意味で周りの目を意識した方が

良いのかもなぁと思った荒馬です。

 

こちらに移住して2年目。

少しずつ、【知り合い】が増えてきました。

お陰様で、

絵本セラピーや絵本講座のお話も多く頂けるようになり、

よりいっそう【知り合い】【顔見知り】が増えました。

さらに、

先日、凡師さんと共に、

全国を回り講演活動をしている講師の方をお招きして、

移住してきた自治体で、講演会を開催しました。

メディアにも取り上げられ、書籍も出し、講演をしている講演家。

学校現場では、道徳の授業などでも取り上げられる人物です。

その方の、

生の声を、本物を目の前に、聴ける講演。

本物に触れる事って、大切だと思うんです。

伝聞ではなく、本物に。

移住したてで、初めて講演会を企画運営した割には、

多くの方に来てもらうことができました。

 

その実行委員長になり、市内に貼られるポスターにも、

配布されるチラシ・フライヤーにも

荒馬の名前が載っています。

会って話したことはないけれど、知っている。

そんな人も、一気に増えたと思います。

 

講演をしてくださった講師の先生は、友人です。

我が家には、何度か泊まりに来てくれたことがあるのですが、

今回も。

そこで様々なお話・アドバイスを聞くことができました。

 

荒馬も、友人の足下にも及びませんが、

講師をやって、絵本セラピーや講演をさせて頂いています。

今後、どのように広がっていくかは分かりませんが、

馬なりに、

1人でも多くの人に絵本の素晴らしさを伝えられたり、

絵本を通して、

子どもも大人も、笑顔になり、癒やしの時間を過ごしてもらいたい。

と思っています。

 

友人から、

「名前が知られてくると、自分の活動にも広がりが生まれてくるよ。

 ただ、忘れてはいけないのは、

 表が生まれれば、裏が生まれるように

 陽があれば、影があるように、

 良い評価・評判が出てきたら、

 それと同じ、いやそれ以上に、悪い評判も生まれるものだからね。

 家から一歩でも外に出たら、

 どこで誰が見聞きしているか分からない。

 頑張りたいと思っている人に対して、誰しもが応援・協力はしてくれない。

 アラを探して、足を引っ張る人は必ず出てくるものだからね。

 自分の強い思いや夢があって、それに向けて、歩み続けたいなら、

 外に居るときの自分の立ち居振る舞いに、

 十分、気をつけて、意識を持っていよう」

という話がありました。

 

今は、SNS上で、いとも簡単に、

話が広まっていく時代になっています。

むしろそれが、当たり前の世界になりつつあります。

直接は言えないけれど、

少し聞きかじっただけだけど、

○○という話を耳にした。

そんな理由で、様々な話が日々、飛び交い、賞賛が広がり、

炎上し、傷ついて、傷つけている。

 

だからこそ、大げさかもしれませんが、

そんな人たちにスキを見せて、面白おかしく話を盛られては、

たまったものではありません。

 

これまで、あまり人の目を気にしていませんでした。

言いたい人は、言っていれば良い。

分かってくれる人は、いるはずだから。

しかし、

自分の夢の実現を、それらが阻害材料になるのは、

本意ではありません。当然です。

 

自分の言動で、家族に迷惑をかけることになりかねません。

もっと言えば、

荒馬に

講演・講座を依頼して下さっている方々の顔に泥を塗ることになります。

 

自分だけ我慢すればとか、一見すると美談になるかもしれませんが、

それは違うのだな と気づかされた瞬間でした。

少しくらい、うぬぼれていたり、自意識過剰の方が

緊張感を持って居られるので、良いかもしれません。

もちろん、

程度の問題はあります。

そこを意識しすぎるあまり、本当に嫌な奴になるなんてことには

気をつけないといけません。

どんなことも、良い加減・良い塩梅です。

 

中学卒業時に、お世話になった先生から、

筆文字の色紙を頂きました。

そこには【華美に溺れず、愚に墜ちず】と書いてありました。

思えば、

いつもこの言葉が頭や心の片隅にありました。

まさしく、今、この言葉を噛みしめて、実践しなくては…。

 

今の立場に安心して、調子に乗る前でよかったです。

こうして、

荒馬の周りには、いつも絶妙なタイミングで、

応援してくれる人・導いてくれる人・引き戻してくれる人が

存在します。本当に有り難いです。

高校生の自分に会いに行ってみた

こんばんは。

高校生の荒馬に会いに行った、

現在の荒馬です。

 

このところ、毎夜、人生ゲームタイムスリップをやっていたり、

ちょっと気になる映画【SUNNY強い気持ち・強い愛】の

宣伝を見たりして、

高校生時代を、やたらと思い出すようになっています。

 

もう20年以上も前なので、

はっきり覚えていないというか、

忘れてしまっていることの方が多いような気もします。

もしかしたら、都合の良いように、

この20年で、記憶を書き換えているのかもしれませんが…。

そこで思い出したのが、

卒業時に当時の担任の先生からもらった、ビデオテープ。

ずっと実家においていて、

存在すら忘れていたのですが、

昨年、秋田に移り住むことになって、

実家へ行き、学生時代の自分の物を整理し、

そこで見つけたビデオテープを秋田に持ってきました。

 

とは言え、ビデオデッキなどありませんので、

先日、

ビデオテープをDVDにダビングしてもらいました。

 

それが月曜日にできあがってきたので、

観てみることに…。

 

荒馬の記憶では、卒業後初めて観るはずでしたが、

30分ほどのビデオを観ていると、

一度、同窓会の時にみんなで見たことがあることを思い出しました。

すっかり忘れていた高校3年生の時のことも、

ビデオを観ることで、どんどん思い出すものですね。

ビデオに映る自分を、ワクワクしながら見たものの、

一瞬だけ映って、あとは一度も出てきませんでした。

学校祭の様子・体育祭の様子・日常の教室での様子。

学校祭の劇でステージに立った時のみ。

ああ、思い出しました。

高校3年の時は、ほとんどクラスと絡まなかったことを。

 

行事の時には、だいたい、別の場所でサボっていました。

学校へは行っていました(たぶん)

しかし、サボって帰宅しようにも、あちこちに先生が立っていて、

なかなか抜け出すことができない。

しかたなく、

学校のどこかにいました(たぶん)

 

そりゃ、ビデオに映っていないはずです。

一番最近やった同窓会でも、

「荒馬はいつも居なかった」「存在感はあるのに、実体はいつもない」

と担任からもクラスメートからも言われました。

 

そんなことを思い出しながら、

部活のこと、友達とのこと、色々と思い出して、

頭の中で1人タイムスリップを楽しんでいる今週です。

毎日、とにかく楽しんではいました。

どこで、誰と楽しんでいたのか、今ではうろ覚えです。

しかし、楽しんで居つつも、とがっていたような気も…。

 

ちょうど、先ほど書いた

気になる映画【SUNNY】も、90年代に女子高生。

20年たって、再び仲間が集まる?みたいなストーリーのようです。

荒馬も1994年~1996年に女子高生。

当時の様子を観られるのが、楽しみで、映画も観たいなぁと

思っています。

 

当時は、情報の時差が存在しました。

東京でのトレンドは、1~2年後に北海道の北の果てに入ってきます。

もちろん、雑誌はあったので、流行していることは知っていました。

しかし、

店頭に並ぶのが、かなり遅い。

インターネット・ネットショッピングって凄いですよね。

ルーズソックスも、

細かく分けると、色々と種類がありました。

長ーいソックスタイプのもの、

ゴム抜きでダルダルしていたもの、

どちらも履いていた荒馬ですが、

おそらく、

都会と比べると、遅かったのだと思います。

 

映画の方は、韓国版の『SUNNY』は観たことがありますが、

日本版がどんな風になるのか楽しみです。 

 

 

『あおいジャッカル』

こんにちは。

世界の民話を集めたいと思っている荒馬です。

 

以前も書いたかもしれませんが、

荒馬は短大時代に伝承文学(口承文学)を専攻していました。

今でも【昔話】というフレーズを見聞きすると、

ワクワクしてしまいます。

 

先日、市内の中学校の図書担当の先生から連絡があり、

「中学生にオススメの絵本を20冊ほど教えて頂けますか?」

「中学生にも絵本に親しんで欲しくて、道徳の授業などでも

 活用したいと考えているんです」

と、お願いされました。

昨年、

近所の小学校で、PTA研修会の講師を務め、

その講演会に参加されていたそうで、幼い子どもだけでなく、

中学生にも大人にも絵本を手にとって欲しいと思ったようです。

 

喜んで引き受けさせて頂きました。

 

最近は、子育て支援センターや保育園から、

保護者向けや教師向けのご依頼が多かったため、

中学生に照準を絞った絵本選びは久しぶりでしたので、

自宅の絵本棚の前に座り込んで、

絵本選びを楽しみました。

 

久しぶりに手に取る絵本が多く、

ついつい自分が、絵本の世界に浸ってしまいました。

 

ということで、今日はこちらの絵本。 

あおいジャッカル

あおいジャッカル

 

1999年に出版された『あおいやまいぬ』を改題し、

訳者も替えて、昨年、刊行された絵本です。

 

こちらの絵本、

世界最古の寓話『パンチャタントラ』の第1巻「友達を失う」という中に

収められているお話の1つ。第1巻には34のお話が入っています。

第2巻は「友人ができる」第3巻は「カラスとフクロウ」

第4巻は「得たものは失う」第5巻は「浅はかな行い」

5巻全部で84のお話が入っています。

 

インドのシャルマーが、

3人の王子に生きる知恵を授けるために作った『パンチャタントラ』

 

荒馬も詳しくは分からないのですが、

世界各地で、もちろん日本でも、

昔話や寓話が数多く残っており、

それらが絵本などの形になっています。

そして、

子どもだけでなく、大人の心にも

ズシンと響くものが多いです。

 

教訓的な寓話、

これは今の絵本にも通じる部分もあり、

寓意することで、

押しつけがましさが弱まり、

心に響き、落とし込むことで、その人自身の変化を促す…。

という気がします。

 

世界各国に残されている寓話・昔話。

それらを調べて読んでみたいなぁと思いました。

この分野は、

どうしても単に楽しむだけではなく、

研究意欲が沸いてきます。

 

あっ、冒頭の中学生にオススメの絵本。

夏休み明けには、

もしかしたら、図書室に並ぶのかもしれません。

図書室の利用については、

学校や先生達の熱量が左右します。

学校の図書室を、見ると、その学校が分かる。

荒馬はそう思っています。

 

連絡をくれた先生の熱量が、

他の先生達や学校に伝わると、

「絵本なんて子どものモノじゃん」という声ではなく、

「絵本って案外、面白いなぁ」という、生徒達の声に変わるはずです。

今回は、それが絵本ですが、

生徒のためにと、考え、動き出す先生達の思いが、

様々な形で、様々なきっかけで、

広がっていけば良いなぁと思いました。

そして、

それを続けられる、できる、先生の仕事が

やっぱり恋しくなっている荒馬です。

 

 

 

人生ゲーム タイムスリップ

こんばんは。

大笑いの家族時間を過ごしている荒馬です。

 

夏休みに入ってから、

特に小凡師くんに気持ちの余裕ができたので、

夕飯や入浴後に、家族で何かをする時間が生まれます。

普段は、夕飯・入浴後は、

寝る間際まで、勉強やら読書やらゲームやらと、

1人時間を過ごしている小凡師くん。

中学生の彼にとっては、大事な時間ですので、

邪魔はしません。

 

しかし、夏休みに入ったことで、

1人時間の他の余暇ができたので、

「みんなで映画観ようよ」

「みんなで人生ゲームやろうよ」

「みんなでモノポリーやろうよ」

「みんなでデザート食べようよ」

そんなお誘いが増えています。

 

今日は、本日届いたテーブルゲームを。

人生ゲームの最新作です。 

人生ゲーム タイムスリップ

人生ゲーム タイムスリップ

 

50周年記念の今年は、

人生ゲームが発売されてからの50年を振り返る的なもの。

1968年からスタートし、2068年まで楽しめます。

凡師さんや荒馬が幼少期の時代からスタート。

番組名や作品名など、直接的な表現はありませんが、

当時を生きた人なら、誰でも分かる内容が織り込まれています。

「午後8時、テレビの前に全員集合し………………」

「同情したら、お金を取られた…… 」などなど。

 

マスに書かれた指示を読み上げる小凡師くん

「テレホンカードってなに?」

PHSってなに?」

「ホームビデオカメラってなに?」

「ビデオデッキで録画予約って、どういうこと?」

ハレー彗星って観たの?」

などと、疑問をぶつけてきます。

 

懐かしいフレーズばかりで飛び出し、

そのたびに、質問に答える夫婦。

 

今回は凡師さんが、かなりの借金を抱えることになり、

「△円はらう」のマスばかり止まるので、大笑い。

昔の話をしたり、未来の話をしたり……。

ボード上の立体物には、

東京スカイツリー中部国際空港などがあります。

さらに、

新国立競技場まで…。

 

テレビやスマホ・パソコンのゲームと違って、

そこには会話が生まれます。

(テレビ・スマホ・パソコンのゲームでも会話はありますが…)

会話と言っても、

賑やかで(うるさい位に)、とめどなく続く会話。

終わったときには、話して笑って、少々苦しくなるくらい(笑)

 

今日は1回しかできなかったため、

未来コースまで進めなかったので、

明日以降、

小凡師くんの「全員集合!!!」という、掛け声があがれば、

ゲームを囲んで、大笑いの時間を過ごすことになりました。

 

人生ゲームは、ついつい勝ってしまいます。

数年連続で購入しています。

いつか、自宅を開放して、

テーブルゲームが気軽にできる場所にするのも良いですね。

 

そこには、笑いと話し声が飛び交っているでしょうから!

『どっちのてにはいってるか』『いーれーて』

こんばんは。

子どもと一緒に楽しめる絵本を開拓中の荒馬です。

 

秋田県民になって2年目。

昨年は空梅雨だったそうで、

今年の梅雨は梅雨らしい気候だったとか…。

その梅雨も明け、空気もカラッとしてきています。

とは言え、

梅雨の無い北海道と比べると、やはり空気は湿度を多く含んでいます。

気温よりも湿度の方が辛かったです。

そういえば、

荒馬がサウナが苦手なのも、湿度が高いからなのでは?と

思っていました。

 

さて、お陰様で、

昨年の【子ども・子育て推進協議会】さんで、

絵本を使った講演をやらせて頂いてから、

講演や絵本セラピーのご依頼を多く頂けるようになりました。

特に、

子育て支援センターや保育園から…。

子育て支援センターでは、

親子一緒での親子講座の講師を勤めさせて頂いているので、

本来の絵本セラピーとは少し違った進め方。

絵本を使って講演をするというスタンス。

 

参加してくださっている、お母さんに向けてなのですが、

0歳~2歳のお子さんも一緒なので、

せっかくなら一緒に楽しめる絵本のご紹介も兼ねて、

赤ちゃん絵本や低年齢のお子さんも楽しめる絵本も取り入れています。

 

これまでは、

小学生・中学生の道徳の授業をやらせて頂いたことはあっても、

月齢の低いお子さんは、こちらに来てから初めて。

4・5・6歳のお子さんとは、

また違う選書が必要となります。

 

というわけで、赤ちゃん絵本と呼ばれる分野も

現在、

開拓中です。

 

ここ数回の講座で使っているのが、

こちらの2冊の絵本。

 

いーれーてー

いーれーてー

 

  

どっちのてにはいってるか? (あてて・あててえほん)

どっちのてにはいってるか? (あてて・あててえほん)

 

『いーれーて』は、

言葉の掛け合いも楽しむことができます。

「いーれーて」とこちらが言うと、「いーいーよ」という

声が返ってきます。

この言葉の掛け合い、荒馬は大好きです。

素敵な言葉です。

お子さん達が楽しそうなのはもちろんですが、

何より、この「いーいーよ」と言っているときの、

お母さん達の表情がたまらなく可愛らしくて…。

慈愛に満ちていて、口調も優しくて…。

 

『どっちのてにはいってるか』は、

クイズ絵本でもあります。どちらの手に入っているかを聞き、

次のページで、

どちらの手に、何が入っているかが分かります。

 

どちらも、単純なやりとりの、繰り返しなのですが、

子ども達は、繰り返しが大好き。

支援センター内で、初めて顔を合わせる荒馬に、

最初は人見知りをするお子さんが多いのですが、

この2冊を読むと、表情が和らいでいきます。

 

絵本で凄いですよね。

子どもだけでなく、大人でも、

絵本を介するだけで、打ち解けた空気感を作り出せるのですから…。

 

今後も、

場を和まし、親子で楽しめる絵本をご紹介できるよう、

荒馬も勉強に励もうと思っています。

また、

保育士さんの研修でも講演をやらせて頂くことになったので、

これまで、

何となくは分かるけれど、実態や詳細を知らなかった、

保育・保育士分野も勉強が必要です。

 

いくつになっても、勉強ができる環境があるので、

幸せなことです。

ネットで検索すると、「賃金の低さ」「重労働」など、

良い面より、悪い面が多く見られるのですが、

素敵な職業ですので、

もっと勉強を深めて、良い面を発見し、

周りにも、保育士さん自身にも、お伝えできればと思っています。

『大名行列』絵本de団欒

こんばんは。

親子で絵本を楽しんだ荒馬です。

 

今日はこちらの絵本 

大名行列 (おひさまのほん)

大名行列 (おひさまのほん)

 

 今でも、絵本が並んでいる本棚の前に座り込んで、

たまに絵本を読んでいる小凡師くん。

また、

学校に通うようになって、興味の幅が広がったのと、

もともと読み聞かせが大好きな小小凡師くん。

そんな2人が楽しめるかなぁと思い、購入したこちらの絵本。

 

作者のシゲリ カツヒコさんの絵本は、

絵もポップで、ストーリーも予想外の作品が多く、

凡師さんも荒馬も好きな作家さんです。

我が家には他にも、 

ごじょうしゃありがとうございます (ポプラ社の絵本)

ごじょうしゃありがとうございます (ポプラ社の絵本)

 

 

バスガエル

バスガエル

 

こちらの絵本があります。

 

とは言え、

最初は大名行列の解説のような絵本だと思って買いました。

表紙に貼られた【奇想天外】というシールを見て、

これは、ちょっと違うかも…!と思ったら、

やはり、解説の絵本ではありませんでした。

しかし、面白い!! 

小凡師くんが「えっ!?」「なんで!?」と大笑い。

小凡師くんも、じっとページを見つめています。

 

これ以上はネタバレになってしまうので書けませんが、

大変面白い大名行列になっています。

 

その後は、参勤交代について、

小凡師くんの【歴史講義】が開かれ、荒馬も勉強になりました。

 

中学生になってからは、とにかく忙しそうな小凡師くん。

帰宅するのも遅く、帰宅してからも、

ご飯を食べ、お風呂に入ったら、ずっと勉強をしています。

夏休みに入ったおかげで、

在宅時間も増え、小凡師くんも自由に過ごす時間が増えました。

そして、

お兄ちゃん大好きな小小凡師くんは、終始ご機嫌。

学校が大好きな小小凡師くんは、

家にいると、退屈そうにしています。

しかし、そこにお兄ちゃんやお父さんがいてくれると、

途端に上機嫌に。

 

こういう時、母は蚊帳の外。

 

小小凡師くんも、絵本が楽しいというよりも、

みんなで同じ事を楽しむ時間を、楽しんでいるように見えます。

 

荒馬自身も忙しくなったこともあり、

なかなか、ゆっくりと読み聞かせをしてあげられなかったのですが、

夏休み中は時間もたっぷりあるので、

一緒に遊び、読み聞かせをたくさんしてあげようと決めました。

 

絵本は、子どもからお年寄りまでが楽しめる本。

1人で楽しむこともできますし、

みんなで楽しむこともできます。

団欒のための、素敵なツールです。

 

次は何をみんなで楽しもうかなぁ。

夏休みはまだ始まったばかり。

世の中のお母さん達の愚痴がTwitter上では、多く見られますが、

それも子どもが家に居てこそ。

特に

小凡師くんは中学生。

まだ先だと思っていましたが、近い将来、家を出ることになります。

一緒に居られる時間を、

愚痴や文句で過ごさずに、楽しく過ごしたいものだと、

思うようになりました。

 

少々、ご飯の準備の回数が増えようが、

暇をもてあまして、家で騒がしくしていようが、

それがいつか、

恋しく、懐かしく、そして寂しく感じられる日が来ます。

 

その日が近づいてることに気づくと、

今が愛おしくなるものですね。

無くなってから気づく前に、できることはやろうと思った、

梅雨明けの秋田県で過ごす2年目の夏の夜です。

 

 

 

はかどる勉強

こんばんは。

勉強がはかどっていて、

ちょっと嬉しい荒馬です。

 

昨日、ノートパソコンを買ってもらったというネタを書きました。

普段使っている道具を1つ変えるだけで、

こんなにも作業効率が上がるとは…と改めて感激しています。

今すんでいる家、快適なのですが、

仕事&勉強の環境は、なじめません。

作業スペースが狭いのが最たる原因です。

以前まで使っていた大きな机は、

パソコンを置いて、資料を広げて、ノートを広げて、

打ちながら、見ながら、書きながら、調べながら、

同じスペースで作業ができました。

その机、

こちらに来てから、小凡師くん所有の机に。

高学年になる小凡師くんに初めての一人部屋を割り当て、

中学生になった今は、少しずつ居住時間が長くなってきました。

とは言え、

以前までの習慣なのか、リビングにいる時間も長いのですが…。

 

そんなわけで、荒馬の机は、

メタルラックを改造してもらいました。

コンパクトになったので、

先ほど書いたような、同時作業ができないため、

時間が余計にかかります。

そうなると、集中力も続かず、という悪循環。

 

今は、一般家庭でいうところのリビングダイニングに、

リビングスペース

ダイニングスペース

小小凡師くんスペース(あえて、個室は作りませんでした)

書斎スペース(小凡師くんを介護する時に近い方が目が届きやすいので)

という4つのスペースを作りました。

 

凡師家のこだわりの1つ。

小小凡師くんの介護のために個室を作ることは、

あえて避けました。

常に同じ空間にいるほうが、互いに安心感があるからです。

そこからスタートしたので、

今の家の形に落ち着きました。

 

昼間は問題ありませんが、

夜になると、部屋全体の明かりは落とします。

それぞれのスペースのみ明るく照らすという、ライトは位置に。

と言っても、

1つの空間内であるので、

眩しさは残ります。

 

そんなわけで、夜は少し薄暗い中での作業になるため、

狭いスペースで、薄暗い中を行うので、

よりストレスが高まります。

 

しかし、ノートパソコンによって、

それらの問題を、かなり解消されました。

気持ちの部分も作業の部分も。

今も小小凡師くんの視界に入らない場所で、

悠々とパソコン仕事ができています。

 

さらに、パソコンが小さくて軽いので、

机にしっかりと座り込んで…という作業だけでなく、

体を伸ばしながら、寝転び気味の態勢でも可能。

これが、案外、素晴らしい。

あとは、目の疲れを解消すれば完璧になります。

 

今日も、ノートパソコンと共に、

作業場所を変えて、

次の講演の台本を作るための勉強をしました。

格段にはかどりました。

集中力も高まったおかげで、

記憶力も上昇。

 

長時間、同じ作業に時間を割けないため、

家事をしながら、

小小凡師くんのお世話をしながら、

今は夏休み中なので、

小凡師くんの相手もしながら、

勉強や仕事をするのが、荒馬の生活スタイル。

もっとガシッと集中したい時もありますが、

これに関しては、もう13年(もしくは8年)続けているので、

慣れたものです。

 

どうしても自分の時間を集中的に過ごしたい時は、

荒馬の場合は、22:00以降にする必要があります。

我が家の男衆が、みんな就寝した後に。

この時間については、

まだまだ北海道にいた時の方が充実しており、

秋田に来てからは、

仮眠をしつつ、小小凡師くんのお世話をする時間が主流。

 

大人の方が、環境の変化への適応力が下がりますね。

こちらでの生活には慣れてきましたが、

そういった【潤い】の部分は、まだまだこれからです。

まぁ、

これからは、この場所にずっといられるので、

ゆっくりと確率していこうと思っています。

 

さて、もうすぐブログを終えて、

少し講演に向けた準備をしようと思います。

今、ちょうど、乗り始めてきたので…

 

時間の使い方

こんばんは。

バタバタしている荒馬です。

 

タイムマネージメントが下手になりました。

特に仕事を辞めてから…。

必ず今日中に!

今、やらなければ!

というモノがなくなったので、

時間の使い方がテキトーに。

 

今年度は、

絵本セラピストとしての出番も多くなり、

さらに

講演会の実行委員長をやったり、

秋田県での生活は充実しているのですが、

1日の送り方、

1週間の送り方、

1ヶ月の送り方が

無駄の多い時間も過ごしてしまっています。

 

それに気づけたのも、

自分の時間を過ごすことが増えてきたから…。

 

これまでは、

小小凡師くんを在宅看護をしていたのですが、

今年度から、

特別支援学校に【通学生】として通えることになりました。

(医療的ケアが必要なので看護師さんの配置が必要なため)

痰の吸引が必要なので、スクールバスに乗車できないので、

学校への送迎は必要です。

とはいえ、昼間の4~5時間、

一人の時間ができたので、

少しレスパイトにもなっています。

 

家事もやりつつ、

自分の時間を楽しんだり、

仕事にあてたり…。

これまでと変わらない【やること】

これまでとは違う【やること】を

バランス良く…。

5時間なんて、あっという間です。

現在の家は、田舎にあるので、

買い物など、少し大きな場所で…と思うと、

車で片道20分はかかります。

 

1日の過ごし方、予定の組み方を誤ると、

本当に無駄に過ごしてしまいます。

やりたいことは、たくさんあるのに、

それができる時間を確保できない。

今年度は特にそう感じます。

 

時間が足りないのではなく、

有効に使えていない。

ただ、それだけなのに、なかなか…。

 

時間がある ということは、

それはそれで難しいものです。

時間が足りなければ、工夫して生み出そうと

努力をするはずなので…。

 

時間は作るものだ 

と、誰かに言われたことがあります。

作り出し方が下手なので、

子ども達が夏休みに入った今、

リセットしてみようと考えています。

 

ということで、

毎日更新していたはずのに、

すっかり遠ざかっていたブログ更新からスタートです。

 

これまでは、一体型のパソコンを使っていたので、

同じ家の中にいても、

その場所 まで行かなけれパソコンを開けず、

スマホでブログ更新をすることもありました、

ただ、

スマホからだと、

画面は小さいし、キーボードも小さいし、

何より、40歳になった今、

目の疲れが…。

 

そんな矢先、

凡師さんがノートパソコンを買ってくれました。

好きな場所で開ける!

仕事をしていた頃は、

ノートパソコンを使っていたのですが、

退職後はデスクトップを使っていたので、

久しぶりのノートパソコン。

しかも、

軽量。

さらにコンパクト。

 

iPadminiは持っていますが、

古くなり、容量も少ない上に、

小さすぎて、

今では読書用と化しています。

紙の本も読みますが、

時には、デジタルも役に立ちます。

 

さっそくnewマシンでの更新。

デスクトップと比べると画面は小さいですが、

快適です。

モニターを買えば、大画面で仕事もできるので、

現在、おねだりを画策中です。

(我が家は凡師さんが財布のひもを握っているので…)

 

ということで、

今後は、マメに更新しようと思っています。

 

自問する習慣

こんばんは。

自問する力を忘れずにいたい荒馬です。

 

人はいくつもの【顔】【立場】を使い分けて生活しています。

これは、子どもも大人も同じ。

嬉しくなる時もあれば、辛い時もある。

簡単なこともあれば、とても難しい事もある。

荒馬は、

特に退職してから、どんな小さな事も、

【チャレンジ】をすることを心掛けています。

今だからこそ見える世界、今だから直面すること、

今まで見ないフリをしていたこと、今まで見たことのなかったもの。

それらに対して、

損得勘定をせず、とりあえずやってみよう を大事に。

 

さらに、これまで身につけた知識や技術を、

再確認して、アップデートするようにしたいとも思っています。

 

常に「今の自分で良いのだろうか」「今の自分に何ができるだろうか」を

自問しながら…。

そんな視点に立つと、以前と比べるとですが、

少し謙虚に物を考えられたり、受け止められたりできるようになりました。

 

自分に自信を持つことも大切です。

しかし、それによって、頑固になってしまうのは考えもの。

素敵なアイディア・素敵な出来事のはずなのに、

プライドが邪魔したり、傲慢な自分が邪魔して、

取り込まずに、通り過ぎてしまう可能性もあります。

 

常に変化している世の中で、

アップデートが必要なこと、変わらず大切にするもの の

見極め・決断・覚悟・選択を

忘れずにいたいものです。

 

最近、よく感じるのが、学校の先生。

秋田県に引っ越して来て、

小学校・中学校・特別支援学校の先生と関わる機会が増えました。

そこで痛烈に感じることです。

「昔からこうなので」

「自分はこうなので」

という言葉をよく聞きます。

そこに、目の前の子ども達(児童生徒)が映っているのだろうか。

大人側の思想や価値観に、子どもを近づかせよう

もっと言えば、

こっちに合わせてよ と言わんばかりの強制力。

子ども達は素直ですから、

「先生が言うなら、正しいんだ」と疑うことをしなかったり、

「言ったら面倒なことになる」と諦めたり…。

 

もちろん、正しいことも多くありますが、

自問する習慣を付けると、

ちょっと立ち止まって、周りを見渡すようになると思うのです。

子どもや保護者の声に耳を傾けようと。

 

以前、他の保護者の方々に、

「こっちでは、少し意見を言ったり、質問するだけで、

 クレーム扱いをされて、目をつけられるからね」

と言われたことがあります。

保護者も面倒だから、表だっては言わない。

学校側も、まさか疑問や文句を持っているとは思っていない。

そんな構図が、【普通】に存在していて驚きでした。

そもそも、

保護者の声を聞こうとしない上に、

保護者の声を発する場がないのです。

 

子どもも同じ状況(らしい)です。

「なんかあったら言ってね」「何でも聞いてね」と

言う割に、実際に口を開くと、怒られたり、聞いてもらえないと。

 

他の職業の人だって、もちろんアップデートや自問は

必要だと思います。職業だけに限らず、生活のすべてに。

しかし、とりわけ学校現場では、

特に必要な事だと荒馬は思っています。

目の前にいる生徒・保護者は毎年変わります。

世の中だって変わります。

一年の中でも、めまぐるしく状況は変化します。

全ての変化に対応する必要はありませんが、

ポイントを絞った対応は大切なはず。

 

この数週間、そんなモヤモヤを常に抱えながら、

荒馬も自問して、次の行動や思考を組み立てています。

元教員だけに、学校運営・教員の力量や技術には、

ついうち目がいってしまうもの。

自分が感じていることが正しいのか、間違っているのか、

それは誰のためなのか、何なのか。

そこを見極めながら、

適切な時に、適切な場所で発信できればと…。

 

周りの人から、自分を見つめ直しています。

今は関わる人すべてが、鏡のように姿を現し、

投影している気がします。