荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

朋あり遠方より来る、また楽しからずや

こんばんは。

久しぶりに友人に会った荒馬です。

 

高校の時からの友人が、

出張で秋田に来ることに…。

3月中旬に連絡をくれて、

会う約束をしました。

もう、

楽しみで楽しみで…。

彼女は大学から東京へ。

そのまま東京で働き、今に至ります。

 

こちらには、まだ、

気の置けない友人と呼べる人はいません。

これまでは、

地元にいたので、

友人達が帰省するのを待っていれば、

会うことは可能でした。

と言っても、

自分の生活・仕事・家族があるので、

そうそう、

北の果てに帰省することは

ありませんでしたが…。

それでも、

コンスタントに会える友人は多くいて、

荒馬も、

数年に一度は、

完全に【荒馬】に戻り、

リセット&リフレッシュしていました。

 

まさか、秋田の地で、

地元の友人に会えるとは…。

わざわざ帰宅時間を遅らせてくれて、

たっぷり会う時間を確保してくれました。

 

5時間ほどでしたが、

ドライブしながら、

主に、道の駅巡りをしました。

また、友人の希望で、

秋田県内で、チェーン展開しているスーパーにも

行きました。

 

県内チェーンのスーパーは、

案外、道の駅に行くよりも、

その土地を知るのに有効。

どの場所よりも、

テンションが上がり、

飛行機で東京に戻るのに、

荷物が増えていました。

 

方言について、

暮らしについて、

文化風習について、

外に出たことがある人間だからこそ、

話すことができる内容。

 

北海道・東京・秋田で生活していて、

互いに、

全国に旅行や出張の経験があり、

見聞したり、体験したりした上で、

荒馬達なりに、

様々な視点で話をしました。

 

特に東京は、

地方出身者も多いので、

より多くの話を聞くそうです。

それぞれの風習や文化があり、

良いとか悪いではなく、

自分の知識のなさを知り、

学ぶことができました。

 

別れ際、

友人にハグをされて、

少し照れくさい気持ちと共に、

そのハグに、

全てが込められている気がして、

有り難くて、励まされて、癒されました。

 

素敵な時間を過ごしました。

友達の少ない荒馬には、

本当に貴重な存在です。

 

不安が期待や希望に変わる瞬間

こんばんは。

小凡師くんの変身の瞬間を

間近で目撃した荒馬です。

 

入学式の今日、

晴れて中学生になった小凡師くん。

数日前から、

不安で不安でたまらなく、

泣きそうな表情を見せたり、

少しでも安心感を得たいのか、

凡師さんや荒馬に、

中学校生活について、

何度も、色々と質問したり…

が続きました。

 

その度に、

丁寧に、ゆっくりと、

不安を取り除くべく、

話をしました。

 

元中学校教員の荒馬。

 

入学式を迎える直前、

こんなにも、

不安な春休みを過ごす生徒がいるとは、

考えが及んでいませんでした。

ほとんどが、

持ち上がりのような状態で、

仲間もそんなに変わりません。

それ故、

友達の世界が生活の中心になりつつある

高学年は、

「友達がいるから楽しく過ごすぞー」

と、意気揚々としている生徒が

大半だと思っていました。

 

小凡師くんの場合、

クラスメートの9割が、

同じ中学校に進学します。

別の小学校から来る生徒もいるのですが、

昨年の修学旅行に、

一緒に行っているので、

顔見知りもいるという状態。

 

しかし、

制服を着ること、

校舎が変わること、

勉強が難しくなるらしいこと、

教科ごとに先生が変わること、

部活が始まること。

 

数日後には、まるで、

初めて尽くしのことが始まる

という感覚になるようです。

 

人は知らない事柄について、

知らないからこそ、分からないこそ、

不安になり、怖がります。

 

それがすっかり抜け落ちていた荒馬。

 

昨夜までは、

本当に不安そうで、

笑顔もぎこちなく、

口を開けば、

「制服、まだ固いから、着るのが大変だ」

「教科書が配られるんだけど、

     すっごく重たいらしいよ」

「先生たちは、どんな人かなぁ」

「先輩たちは怖いかなぁ」

「僕は背が高くて目立つから、 

    いじめられたりしないかなぁ」

「運動が苦手だから、

    みんなや先輩たちにバカにされるかなぁ」

などなど、

飛び出す飛び出す…。

 

そんな昨夜を過ごし、迎えた今日。

午後から入学式だったので、

午前中は、家で過ごしました。

朝起きるなり、

制服に着替えてリビングに…。

「さすがに早いよ」

「でも、出発が遅れたら大変」

「いやいや、大丈夫」

なんて会話からスタート。

 

時間が経つにつれて、

少しずつ余裕が出てきたのか、

空が晴れていることに気付きます。

心の変化には、

天候も左右するものです。

まして、不安な気持ちの時には…。

晴れた空を見て、

「なんか、ワクワクしてきた。」

「早く学校に行きたい」

と笑顔で言い出します。

 

そうして向かった中学校。

生徒の集合時間が、保護者より早いため、

先に車で送りました。

(中学校は全員スクールバス通学になり、

    この日は、自家用車でも良いと

     言われていたため)

玄関が近づくと、

再び緊張感が全身を包みます。

玄関にいた先輩や先生に、

挨拶をするものの、

緊張で上ずる声。

これはマズイと、返事で挽回すべく、

発した「はい」は、

やたらと大きく、玄関に響きます。

 

そこで荒馬はいったん自宅へ。

 

入学式も緊張感がマックスの様子。

終了後、

休憩を挟み、写真撮影。

その時、

別の小学校から来た生徒数名と、

楽しそうに会話しながら、

体育館にやって来た小凡師くんを発見。

教室へ戻る時も、教室内でも、

いつもの穏やかな表情で、

クラスメートや担任の先生と、

会話しています。

 

帰り際、

数名の生徒も

「じゃあねー。また明日ねー」

と交わし合った言葉。

ニコニコ笑顔で手を振る小凡師くん。

 

帰りの車では、

興奮して、色々と話してからました。

夕飯後、

宿題と翌日の準備を終えた小凡師くん、

「早く明日にならないかなぁ。

    早く学校に行きたいなあ。

    ますば制服に素早く着替えて、

    バスに遅れないようにしなきゃ」

「明日は、

    新入生を迎える会があるんだ。

    楽しみだなぁ」

 

目をキラキラさせて、

マシンガンのように話す小凡師くん。

知れば、分かれば、

不安も怖さも吹っ飛んでしまったようです。

 

いつもより早くに就寝し、

今は寝息を立てています。

 

明日は、荒馬も

とびきりの笑顔で送り出したいと思います。

利他に生きる

こんばんは。

購読雑誌を読んで、

そうでありたいと思った荒馬です。

 

タイトルにあるのは、

定期購読している雑誌『致知』の

最新号の特集タイトルです。

数年前から、

凡師さんが購読しており、

荒馬も読ませてもらっています。

 

こちらは人間学を学ぶ月刊誌。

創刊40周年を迎える雑誌です。

 

今回の特集は【利他に生きる】

記事の冒頭で、

人は皆、利他の心によって

生かされているのである。

利他の心は人間が生きて行く上で

必須条件といえる

と書いてありました。

 

1人で生きられる人はいません。

自分でそう思っていても、

見えない誰かと知らない誰かと、

繋がっていたり、

支えられているもの。

それを勘違いして、

利己的に生きてしまうと、

その周りにいる人たちが、

悲しんだり、嫌な思いをしているはずです。

 

そう、荒馬は、

周りの人を傷つけたり、

悲しく辛い思いをさせたくないと思っています。

意図せず、

傷つけてしまうこともあるかもしれません。

しかし、

自分優先、

自分の感情のみを優先した言動が、

どれだけ周りを

傷つけたり、気を遣わせたりしていることか。

それにも気付けない人は、

許せなくなりますし、

気の毒だなぁとも思います。

 

そこに誤解があったとしても、

それを解くための努力はせず、

悪口を言ったり、

ヒドイ行動をしたり…。

 

中には意図的にする人もいます。

 

だって〜だから、仕方ないじゃない。

自分は〜と思ったんだから、悪くないわ。

 

そんな人を目にしたり、

まして、

自分や子ども達に実害があると、

荒馬も、

文字通り【荒ぶる馬】になります。

特に、

息子達に向けられた理不尽には…。

 

働いてる頃も、

職場内で、そんな揉め事を

たくさん目にしたり、

経験しました。

私生活でも、

本当にヒドイ人間に出会ったことも…。

子どもの頃なら、

互いに未熟がゆえに起こり得ることでも、

大人になっても、

相手の気持ちを考えず、

慮ることのできない人は、

数多く居るわけで、

本当に許せない気持ちでした。

実際、

その理不尽への訴えをしたり、

許せない気持ちをぶつけた時もあります。

 

荒馬もまた利己的だったのか、

いつも反省したり、熟慮しながら、

行動していたつもりです。

 

愚痴をこぼすのと悪口は違います。

悪口・陰口は、荒馬は嫌いです。

言いたいことがあって、

それを言葉には出したいなら、

相手に伝えます。

言葉に出さないなら、

自分の心の中に留めます。

 

それによって、

相手がどんな気持ちになるのか、

どんな気持ちになったのかを

考えることなく、

散々、悪口を聞かされたり、

脅されたりした人に対して、

ケロッと、何事もなく、

話しかけたり、仲良くできる、

そんな人を見ると、

ただただ、驚きです。

 

誰かを傷つける事が分かっていて、

【バレなきゃいいやー】と、

自分の感情だけで行動する人、

仕方がなかったなんて耳にしますが、

受け止めることはできても、

受け入れることはできません。

 

それで得た幸せや楽しいという感情を

心底、

幸せと思えたり、楽しめるのか…。

どこかに

罪悪感や後ろめたさを残してまで、

目の前の快楽に飛びつくのは、

荒馬にはできません。

 

自分がそんな経験をすると、

決して、自分はしないように

気をつけようと、

より思います。

今の荒馬が、まさにそうです。

 

今回の特集、

最近も、とても嫌な事があり、

また数年前にもあった最悪なことも思い出し、

じっくり読みました。

そして、

本当に自分は気をつけよう、

感情的にならず、

心の余裕を持ちながら、

しっかり考えてから行動できるように

しようと思い至りました。

 

人にされた嫌な出来事は、

数年経っても、

残っているものですね。

普段は忘れていても、

ひょいっと顔を出します。

そんな時、

自分の言動を振り返りつつ、

教訓にしている荒馬です。

堪える男泣き

こんばんは。

甘酸っぱい青春の恋を目の当たりにした荒馬です。

 

小学6年生に上がる時に転校をした小凡師くん。

しかも、

北海道から秋田に。

友達や先生に恵まれ、

不安なスタートを切った小凡師くんでしたが、

楽しく、思い入れの深い1年になったようです。

 

昨年の夏頃から、

やたら頻繁に、会話の中で名前が出てくる女の子。

その子の話をしている時の、

嬉しそうで楽しそうな顔。

思春期の小凡師くんですから、

そこは考慮しつつ、

しかし、

話したそうな小凡師くんだったので、

「もしかして、好きなの?」と聞きました。

「えっ!? 何が!? そんなんじゃないよーー」と

顔を真っ赤にして否定していました。

 

とは言え、

バレてしまったことで、開き直ったのか、

その後も、

会話の中で、その子の登場は増える一方でした。

席替えをした時も、

「ぼくは、〇〇のあたりで、Aちゃんは、〇〇なんだ」

「今回は、同じ班になったよ」

「Aちゃんと一緒に帰ってきた」

「Aちゃんが、〇〇って言ってくれた」

嬉しそうに話す小凡師くん。

 

Aちゃんからすると、

小凡師くんは、恋愛の対象と言うよりは、

マスコット的な、

世話してやらなきゃ的な存在(だと推測)

 

そんなAちゃんは、

4月から転校することになりました。

しかも、秋田県を飛び出します。

ダンサーになる夢を叶えるために。

 

寂しいけれど、

夢に向かって頑張ろうとするAちゃんを応援したい。

でも、やっぱり悲しい。

 

卒業式の大粒の涙は、卒業式前日の涙は、

それも混ざってのことではないかと思っています。

 

卒業式後、春休みに入り、

会う機会が減りました。

しかも、

割と早くに引っ越しをしていきました。

これまで住んでいたお家には、

おばあちゃんがいるので、

こちらに帰ってくることもあるようですが…。

 

引っ越しする日の朝に、家に挨拶へ行ったのですが、

予定を繰り上げて、その前日には旅だったAちゃん。

すると、おばあちゃんが、

「30日には、一度こちらに帰ってくるよ」と朗報。

しかし、肝心の小凡師くん、

すっかりその事を忘れてしまっていました。

 

そんな30日の今日。

午後にAちゃんと、お母さんが家に来てくれました。

おそらく、

Aちゃんのおばあちゃんが、

小凡師くんが来たことを伝えてくれたのでしょう。

 

ちょうど、ポストに郵便物を取りに出た荒馬が

出迎えるカタチとなり、

ドアホンを鳴らす前に、気付きました。

ですので、

「小凡師ー、スペシャルゲストがいらしたよー」

と声をかけると、

バタバタと玄関に向かって、走ってくる小凡師くん。

そこに立つAちゃんを見たときの、

あの目!!!!

恋する男の目!!!!

 

ゆっくりと別れの挨拶と応援メッセージを

伝える事ができました。

泣きたい気持ちを我慢しているようにも見えました。

そして、

外まで見送りに出て、

「元気でね。頑張ってね」

「小凡師もね」

「応援してるよ」

「私も応援してるよ」

手を振りながら、必死に声をかける小凡師くんと、

それに笑顔で応えてくれるAちゃん。

 

姿が見えなくなるまで、ずっと手を振っていました。

 

玄関に戻りながら、

「泣けてきたー。あっ、泣いちゃうなー。我慢してたんだ」

と、涙をぬぐう小凡師くん。

「でも、Aちゃんの前では泣けないよ」

そう言って、堪えていた涙を流していました。

荒馬に見られるのも恥ずかしいので、

すぐさま、自分の部屋に走っていく小凡師くん。

 

落ち着いてから、リビングに来た小凡師くん。

「最後に会えて、話せて良かったなぁ。

 次に会える時まで、僕も頑張らないとなぁ」と

晴れ晴れとした表情でした。

 

なんて甘酸っぱい。

おそらくAちゃんは、小凡師くんの気持ちを知っていたのでしょう。

恋と呼ぶには、まだまだ淡い恋心。

小凡師くんの初恋なのか、どうかは分かりませんが、

これまで「〇〇ちゃん好きー」と言っていたのとは、

ちょっと違うような気がしています。

 

たった1年。されど、1年。

小凡師くんにとって、忘れられない思い出になったと思います。

2ショットの写真でも撮ってあげようとも考えましたが、

先ほども書いたように、

Aちゃんには恋心は無い様子。

温度差があるので、躊躇してしまいました。

おばあちゃんの家があるなら、

また会える日が来るはずです。

その時は、必ず撮ってあげようと思います。

 

4月からの新しいスタート。

別の小学校から来る子達もいるので、

半分は初めましてになります。(修学旅行は一緒に行っていますが…)

新しい出会いの中で、

男女問わず、

小凡師くんにとって大切な人を見つけて欲しいなぁと

思いました。

 

いや~、

こういうのを目の前で見るのって、素敵ですね。

教師時代は、日常の風景でしたが、

親の目線で見るというのも、また違った良さがありますね。

また1つ、階段を上った小凡師くん。

頑張れー!

『空海 KU-KAI 美しき王妃の謎』

こんばんは。

映画を観てきた荒馬です。

 

今年度も、もうすぐ終わりますね。

そして、明日で、

秋田県に移住してきて1年が経とうとしています。

1日・1週間・1ヶ月単位では

長く感じたり、忙しくしていたりとしていましたが、

こうして1年が経つと、あっという間でした。

 

そして、

今年度は、映画館で映画を観ることが多かった1年でした。

北海道にいる時には、

住んでいる市内に映画館があり、便利。

ここでは、

車で1時間半ほど走った都市へ行かないと、

観ることができません。

それなのに、映画館に行くことが多かったです。

大きな映画館なので、

上映している映画の数も多いというのも要因かもしれません。

 

今回観た映画は、『空海 KU-KAI』 

 

先月、『祈りの幕が下りる時』を観に行った時に、

上映予告をしており、観に行きたかった映画。

 

今回は小凡師くんと一緒に観ました。

空海】というキーワードだけで、食いついたのですが、

予想していたのとは少し違っていたようです。

荒馬は、

原作が夢枕獏さんの『沙門空海 唐の国にて鬼と宴す』と

知っていたので、余計に楽しみだったのですが…。

 

『沙門空海~』は読んだことがなかったので、

原作本を買って帰ってきました。

一緒にコミカライズ(映画の内容のコミック)も… 

 

空海 -KU-KAI- 上巻 (単行本コミックス)

空海 -KU-KAI- 上巻 (単行本コミックス)

 

 

 原作本(文庫版ですが)は分厚く、

しかも、四巻もあります。

映画の内容をさらに濃くしたモノ、詳細が描かれているのだと

思うと、今から読むのが楽しみです。

 

コミックは、まだ上巻しか発売していないらしく、

早く下巻を読みたいです。

 

荒馬の中では、夢枕獏さんと言えば、こちら。 

陰陽師(おんみょうじ) (文春文庫)

陰陽師(おんみょうじ) (文春文庫)

 

 陰陽師が好きです。

昔から、妖怪や旧暦などが好きで、

短大でも、その分野をよく調べていました。

 

さらに、十二支が刻印された腕時計も持っていました。

本格的な時計が欲しいのですが、

文字盤が十二支になっているだけの時計が多く、

以前、

作家の喜多川泰さんとも、

その時計の話で盛り上がったのを思い出します。

 

さて映画の話に戻しますが、

楊貴妃の最期には諸説あります。

日本に逃げてきて、日本で亡くなったという説を

初めて聞いたときには、

興奮したのを覚えています。

今回は、幻術が登場するので、

夢枕獏さんらしい、展開と最期だと思いました。

あの説が濃厚なのかどうかは、

実は、そこまで詳しく知らないので、

改めて勉強したくなります。

 

そして、

空海阿倍仲麻呂の存在感も素晴らしかったです。

倭の国から来たというだけで、

一目置かれる場面もありました。

 

もう一度、ゆっくりじっくり観たい映画です。

李白白居易(白楽天)も出てくるのですが、

今ちょうど、海外の詩に興味があり、

何冊か本を買ったばかりだったので、

なんとも引き寄せを感じました。

 

今回は劇中にも登場した李白の筆のボールペン(映画グッズ)も

買ってきてしまいました。

最近は、

パンフレットは必ず買いますが、

グッズを買うことがなかったので、

その筆で、

小凡師くんと、その場面の再現などをやってみたりしました。

 

さて、

これから原作本を読み始めようと思います。

とても長いので、

いつ頃、読み終わるかなぁ。最近、読むのが遅くなって来たので…

泣くことだけが正解じゃないはず!

こんばんは。

あまり泣くほうではない

荒馬です。

 

昔から、

あまり泣くほうではありませんでした。

悲しい・辛い・苦しい

という感情の時は特に。

嬉しい・分かってもらえた、感動した

という時の方が、

泣いていた気がします。

 

大人になってからは、

それが一層、増した気がします。

と言うより、

涙を流す回数は減りました。

ポロっと涙を流す程度は

あった気がしますが、

大泣きは…。

 

教師になってからは、

辛い時や苦しい時の涙は出なく、

泣いて何が変わるんだ  と

強がりではなく、

本気で思っていました。

涙を武器にする、

女性の同僚は大嫌いでした。

と言うより、

大げさに騒ぎ立てることが、

ことさら嫌でした、

「冷静すぎる」

「感情はないの?」

と嫌味を言われることも、しばしば…

 

感動したり、嬉しい時は、

涙より笑顔でいたいと思うように

なりました。

卒業式などは、

生徒達は大泣きです。

もらい泣きを堪えながら、

生徒の前では、

おめでとうの気持ちを笑顔に乗せていた

つもりです。

職員室に戻って、自宅に戻って、

ホロリと…。

「鬼の目にも涙だな」

「泣けるんだね」

と意外がられることが多かったです。

 

子どもが生まれ、

保育園や小学校の行事で、

大泣きする保護者の方をたくさん見ました。

成長を喜び、

健気な姿に感動したり。

 

荒馬は泣けません。

嬉しいし、感動もしています。

でも、

目が合う息子達には、

やはり、

笑顔を送りたい。

 

「どうして、これを見て泣けないの?」

「学校の先生だから、

   こういう行事に慣れていて、

    耐性があるの?

    でも生徒と子どもは違うじゃん」

 

などと言われたりすることが、

本当に多いです。

 

泣くことが正解のような、

泣くことが当たり前のような

その風潮、

荒馬には違和感です。

と言うより、

どちらでも正解でしょ?と

思うのです。

 

泣こうが笑おうが、

感情は同じはずなのに、

泣かないことで、

感情がないとか、

冷酷だとか、

可愛がっていないだとか…。

 

そう感じることは構わないけれど、

わざわざ言葉にしなくても良いのに。

涙を流すことや

感情が揺さぶられることは

素敵なことだと思いますし、

心を解放したりすることにも

繋がる1つでもあります。

 

それでも、皆がそうではない。

同じように感じても、

涙を流さないこともありますし、

そうできない人もいると思います。

 

同様に、

笑うこと

怒ることも…。

 

荒馬も

泣くことも

笑うことも

怒ることも

当然あります。

ただ、

ひっそりとだったり、

外に出ないだけで、

内面では、ということの方が多いです。

 

だから、

素直に表現できる人を

羨ましいと思うこともありますし、

あまりに大げさだと、

苦手だなぁと感じることもあります。

 

年齢を重ねるにつれて、

感じたままに、

行動することや表出することが

少なくなったのも事実です。

それでも割と、

自分の感情を冷静に分析したり、

コントロールをしている傾向が…。

 

それについて、

良いとか悪いとかの判断は、

必要ではないと思うのです。

泣きたい時には泣きますし、

大声で笑うこともありますし、

怒り狂うこともあります。

感情とは裏腹に涙が流れることだって…。

 

卒業シーズンや行事のたびに、

感じていたことが、

特に今年は、

そういう場面に、

当事者として出くわすことも多く、

いつにも増して、

言われることが多かったので、

ついつい愚痴のように

書き連ねてしまいました。

 

ことの大小を問わず、

また、

いろんな出来事によって、

様々な感じ方、表出の仕方があっても

良いのに…

 

 

 

 

 

 

 

 

『ずっとあなたが好きでした』

こんばんは。

恋愛小説を読んでも、

キュンキュンしなかった荒馬です。

 

今回読んだ小説は、こちら。 

ずっとあなたが好きでした (文春文庫)
 

荒馬、Instagramで、

絵本や小説などの読書記録を載せており、

【#】を付け、そこから飛ぶと、

他の方の読書記録も見ることができたり、

フォローしたりできます。

好きな作家さんや趣味傾向が偏るため、

こういった、

他の方のpostを参考にすることで、

新しい本との出会いがあります。

これ、とても楽しくて、

これまでも、

フォロワーの方のpostを見て、

購入した本(絵本も含めて)がたくさん。

 

『ずっとあなたが好きでした』も

そのうちの一冊です。

 

フォロワーさんの

紹介&感想の文章がとても上手で、

「読んでみたい」と思った一冊です。

 

ブログは長文。

Facebookは長めの人、短めの人。

Instagramは、短めの文章&【#】

Twitterは、短文。

荒馬の中では、文章量でいくと、

Twitter < Instagram < Facebook < Blog

こんな感じです。

 

さて、小説の方に話を戻して…。

13篇の短編で構成されているのですが、

ジャンルを性格に表すと、

【恋愛ミステリー短編集】でしょうか。

作者の歌野晶午さんは、

【サスペンスの名手】【ミスターどんでん返し】などと言われており、

予想できないラストが、彼の作品の良さである  と

様々なところで書かれています。

 

確かに『ずっとあなたが好きでした』と

単純な恋愛小説ではありません。

恋の描き方も、淡い恋心のものもあれば、

勘違いの恋、こんな状況で?という恋。

本格的なミステリーもあります。

 

サクサクと読み進められて、

さらに、

最後の最後で、素晴らしい仕掛けが施されていました。

 

キュンキュンよりも、ハラハラしたり、ドキドキしたり…。

「えっ!? どうなるの? えっ!? どうして?」という

気持ちに何度もさせられました。

 

話しかけられているコトにすら気付かないくらい

入り込んで読んでしまいました。

荒馬としては、少し珍しいほど…。

 

どっぷり恋愛モノで、「はぁ」と溜息を漏らすのも好きですが、

元来、

恋愛小説は苦手だったりするので、

今回は、本当に楽しめました。

どっぷり恋愛小説モノは、

どこか冷めた自分がいて、

「はぁ」よりも「けっ」みたいな視点が多い気もします。

へそ曲がりなのか、そんな素敵な感情を忘れてしまっているのか…。

 

歌野さんの他の作品も再読したり、

読んだことのないものを、読んでみたくなりました。

荒馬、

こういう部分では、ある意味男性的な一面もあるようで、

コレクター魂だったり、とことんハマったりします。

飽きるのも早いのですが…。

一度ハマると、どんなことも夢中になって、

追究したくなったり、研究したくなったり、集めたくなったり…。

 

このところ、外出が多いので、

ゆっくり読書に耽る時間が少ないので、

今は、読書熱を欲している時かもしれません。

来週で春休みになるので、

少し、その時間を持つことができそうです。

 

次は何を読もうかなぁ。

『たくさんのドア』

こんばんは。

卒業の餞に絵本を読み聞かせをした

荒馬です。

 

いよいよ来週、

小凡師くんが小学校を卒業します。

6年生になる年に、

秋田県は移住&転校。

学校も暮らしも慣れないことが多く、

心も体も大変だったのではないかと思います。

ありがたいことに、

級友にも恵まれて、

毎日を楽しく過ごすことができたようです。

転校は、

誰もが必ず経験することではありません。

転校先での生活が、

本人の努力でなんとかできる事と、

難しいことがあります。

そんな中でも、

「楽しい」と思えた小凡師くんは、

日々、頑張ったのだなぁと思っています。

 

先日、注文していた制服が届きました。

すでに178㎝ある小凡師くん。

新しい制服に袖を通しているはずなのに、

なんだか、

サイズ変更で買い換えた雰囲気。

 

着られている感はなく、

バッチリ似合っています。

 

公立高校入試問題が、

新聞に掲載されていたので、

小凡師くんの好きで得意な、

社会の歴史分野だけ、

一緒にやってみました。

一問だけ不正解で、

あとは、

スラスラと解いていました。

さすがです。

 

さて、進学・就職などなど、

新しい出発に、

こちらの絵本はいかがでしょうか。

 

たくさんのドア

たくさんのドア

 

 

人は多くの選択をして生きています。

人に言われてかもしれないし、

選択したつもりはなくても、

やはり自分で選択をしています。

それが、

悪い結果になると分かっていても…。

ですので、荒馬は、

自分の言動には、

自分で責任を持てる人になりたいと思っています。

人のせいにしたり、

自分を守るための嘘や言い訳は、

自分に対しても不誠実です。

 

小凡師くんにも是非、

そんな人になって欲しいですが、

それも、

小凡師くんにが考えて決めること。

そして、

この先、

多くのドアに出会うはずです。

失敗を恐れず、

たくさんのドアを、

まずは開けてみる人生を送って欲しいなぁ。

 

荒馬は、親と言えど、

そばで見守り、応援することしかできません。

小凡師くんの人生です。

荒馬が口を 手を出すのは違います。

特にこれからの道は。

 

まだまだ中学生ですので、

力を貸す場面もあるとは思いますが、

歯がゆい気持ちを抱かないためにも、

子離れをしなければと思っています。

 

ひるまず、前に進んで下さい。

 

やっぱり仮面ライダー電王が好き!

こんばんは。

歴代ライダーでは、

仮面ライダー電王が好きな荒馬です。

 

今日、Amazonプライム・ビデオで、

仮面ライダー電王を観ました。

 

仮面ライダー電王 Blu-ray BOX 1

仮面ライダー電王 Blu-ray BOX 1

 

 

リアルタイムでは観ていなかったのですが、

男の子の親のほとんどは、

戦隊ヒーロー&仮面ライダーが放送される

スーパーヒーロータイム】を、

見逃さないと思います。(たぶん)

凡師家も例に漏れずで、

小凡師くんがハマっていたのは、

この2つ後の、

シンケンジャー

 

仮面ライダーW

 

この頃になると、

映画では、

歴代ライダーとコラボすることが多く、

そこに出て来たのが、電王。

DVDを借りて来て、観ていました。

電王以降の仮面ライダーは、

やや複雑になってきた気がします。

とは言え、

この後しばらくは、

戦隊ヒーロー&仮面ライダー

親子揃って釘付けになりました。

 

これには、元男の子だった、

凡師さんも興奮!

そして、

ライダーベルトも揃えていました。

仮面ライダーオーズの時は、

 

新商品が出るたびに、

行列ができたり、

整理券が配られたり、

抽選があったり…。

 

かいがいしく並んでいたなぁ。

 

ちなみにこんな玩具でした。

 

 

仮面ライダーOOO(オーズ) DXタジャスピナー

仮面ライダーOOO(オーズ) DXタジャスピナー

 

大人でも楽しめるんですよねー。

 

我が家のベルトコレクションは、

未だに残っています。

秋田へ引っ越してくる時に、

捨てようと思ったら、

男衆の猛反対に遭い、

持って来ています。

 

やっぱり楽しいなぁ。

これを機に、

またライダーを観る日々が続きそうです。

 

『コンビニ人間』

こんばんは。

普通って言葉について、

考えさせられた荒馬です。

 

先日、遅ればせながら、

こちらの小説を読みました。

 

コンビニ人間

コンビニ人間

 

実は昔、こんな小説を読みました。

 

この2冊が面白くて、

読者であるこちらまで、

何かを成せる力が湧いてくるような

感覚がありました。

そして、

コンビニって面白い。と思ったのも、

この小説を読んで感じたことです。

荒馬もコンビニのバイト経験があるので、

より、

親近感というか、理解できる部分もあり、

一層、そう感じたのかもしれません。

 

ですので、

コンビニ人間』が発売された時、

同じようなワクワク感を抱きました。

本の帯しか見ていなかった上に、

あらすじや他の人たちの感想などを

じっくり読むこともしませんでした。

なんとなく、

事前に情報を入れたくなかったので…。

 

読み始めてすぐに、

予想と違うものだと気付きました。

これは重い。

しかし、深い。

なのに、サクサク読み進められます。

主人公にも、他の登場人物にも、

嫌悪感を抱くのに、

サクサク読み進めらる…。

不思議な感覚でした。

この作品で出てくる人達、

あまりに極端な人が多くて、

好きになれる人がいませんでした。

それでも、

身近にいそうな人達。

もしかしたら、

荒馬自身もそのうちの1人かもしれない。

そんな風に感じながら読んでいました。

 

読み終わってすぐは、

「普通ってなんだろう?」と考えてみました。

巷で溢れかえる【普通】という表現。

しかし、

その【普通】も、

発した人の価値観で作り上げられているもの。

たまたま、賛同者が多い【普通】があったり、

それは【あなたの中の普通】ということが

あったり、

実に様々な【普通】があることを

改めて思い知りました。

 

荒馬自身、

小小凡師くんの誕生と育児の中で、

これまで持っていた【普通】が覆されました。

頭では分かっていても、

どこかで、

妊娠すれば、皆が【普通】に、

出産できるものなのだと…。

出産後も、首が座り、座れるようになり、

立ち上がり歩く。

喃語から、単語を発し、会話ができる。

ミルクから離乳食になり、普通食になる。

その全てが、【普通】ではないのだと…。

 

また、小説を読み終わった後に、

無性に読後感について、

誰かと話したくなりました。

しかし、

身近に読んだ人がいなかったため、

ネットで感想をとにかく読み漁りました。

やはり、

【普通】について書いている人、

発達障害について書いている人、

様々な視点と角度からの感想があって、

その感想も含めて楽しめました。

 

特別支援教育は、

大人になってからの荒馬には、

とても身近なものでした。

教師時代も親になってからも。

それについて、

少しは持論を展開できる気がしますが、

この小説は、

単にそういうことだけを、

切り取ってしまうのは違う気がします。

 

サクサクと読めた割に、

読み終えた後も、後残りがある作品。

今の荒馬には、

その後残りまで抱えるには辛いので、

しかし、

手元から離すには惜しいので

早々に、

すぐには読み返さないけれど、

持っていたい本たちが並ぶ本棚に移動。

 

何度も読み返したくなる本たちが並ぶ

本棚には入れずに置いてあります。

 

もう少し気持ちの余裕ができたら、

もう一度読んで、

またじっくり考えたいとと思います。