荒馬のつれづれ日記

好きなことを、好きな時に徒然と綴る日記です。

『スパゲッティのぼうけん』

こんばんは。

3月は、いつもよりも特に、

気持ちを上げる本を選んでしまう荒馬です。

 

別れの季節がやって参りました。

教師時代、この時期は猛烈に忙しいのですが、

だからこそ、フッと息をついたときに、

別れの寂しさがこみ上げてきます。

ここから、もう少し日が経つと、出会いへの期待が沸いてくるのですが、

この3月1・2週目というのは…。

その名残なのか、

今でも、この時期は何だか寂しさがこみ上げてきます。

 

それと同時に、一年の自分を振り返る時期でもあります。

荒馬の場合、12月より、3月の方が、

自分自身を振り返る習慣があったような、そして、今でもあるような…。

反省ももちろんありますし、

後悔しても仕方ないと分かっていても

あんなことができたのではないか、手抜きをしたのではないか、

もっと寄り添えたはずだ。何かにチャレンジしようとしただろうか…

などと、ついついマイナス思考にもなりがち。

安易ですが、

そんな時は、本を読んだり、歌を聴いて、

気持ちを盛り上げています。

これは、今でも続いているなぁ。と

今日、ふと感じました。

 

大人になってから、10年以上も続いた習慣というのは、

なかなか抜けないものですね。

 

最近は、少し絵本から離れているのですが、

絵本セラピストの仲間が、SNSに投稿しているのを機に、

久しぶりに開いた絵本があります。

それがこちら 

スパゲッティのぼうけん

スパゲッティのぼうけん

 

 とにかく絵に魅了されます。細かな部分まで遊び心もありますし、

表情が面白くて…。

もちろん、内容も楽しく読み進められる1冊。

でも、やっぱり絵ですねーー。

こういう絵、個人的に大好きなので、ついつい手を伸ばしてしまいます。

 

今、自分が居る場所でも十分に活躍しているのに、

旅に出るスパゲッティ。

旅先で出会うものによって、持っていた自信を失いかけます。

さて、スパゲッティはどうするのか、どうなるのか…。

 

【自分探しの旅】という言葉をよく聞きますが、

こういうことをしているのかなぁと思いました。

荒馬、自分探しの旅に出かけたことがないので、

その辺りは、想像の域を出ることができませんが、

自分探しの旅の果てに、【自分】を見つけられたのか、

旅に出たことのある人々に取材をしてみたいと思ったことがあります。

ニュアンスが違えど、

中学校教師は、その【自分探しの旅の最中】を

見ることができる職業だと思っています。

時には傍観者。時には支援者。時には助言者。

時には仲間。時には師匠にも弟子にもなります。

 

自分に起こることではないのに、疑似体験をしているような。

小説や絵本の世界観に似ている気もします。

そんな風に言うと、中学生には怒られてしまうかもしれませんね。

彼らは、本当に必死に生きています。

もがいて、悩んで、羽目を外して…。

ラクして、楽しんで、パリピになって…。

大人はそれを、諭し、導き、教えようとしてしまう。

でも、どうしても、

反発しあってしまう。

 

道を照らすことや、ヒントや自分の主観を話すことはできても、

その子にとっての正解を示すことなんてできない。

それなのに、

実に様々な人達が、様々な角度から、

その人達なりの正解を埋め込んでしまいます。

そのこの前にポンッと置いてくるのではなく…。

 

そして、埋め込んでしまう人は、

同じように埋め込む人達を、互いに批判し合います。

置いてくる人達は、

そんな人達にも、何かを置こうとする。

 

荒馬も埋め込む大人だったように思います。

今なら、それが、どれだけ傲慢だったのか分かります。

歳を重ね、親になり、俯瞰的な視野がちょっとだけ身についた

今は……。

と言っても、まだまだヒヨッ子ですが。

 

有り難いお言葉を残すような人にはなれないけれど、

寄り添って、置いてくる人になれたらと思います。

そんな時に、

1つのアイテムとして、【絵本】が使えれば…。

そんな風に今は考えている最中です。

 

 

 

しゃべり倒して気付いたこと

こんばんは。

昨夜は予想以上に遅く帰宅した荒馬です。

 

昨夜、数ヶ月ぶりに夜のお出かけをしました。

これまた、数ヶ月ぶりにお友達と。

その友達と夜に食事に出かけるのは初めて。

よく昼間に我が家に遊びに来てくれるのですが、

知り合って数年経つのに、

夜のお出かけは初めて。なんだかウキウキしました。

 

彼女とは、毎回、時間が足りないと感じるくらい、

しゃべり倒すのですが、昨日も同様。

話して、聞いて、意見を言って、言ってもらって…

なかなかこういう関係の友人は居なかったように思います。

 

昨夜もたくさんしゃべりたいからということで、

夕飯には少し早い時間から出かけたのですが、

帰宅したのは、日付が変わって2時間以上も経っていました。

 

さすがに、しゃべり疲れました。

もう帰って寝たいなぁって。

彼女の方は、まだまだ!!!!という感じ。

5歳ほど彼女の方が分かりのですが、

30代前半と後半の違いはこれなのかと、ふと思ったり…。

 

荒馬もそうですが、彼女も、

日常的に話し足りていないのだと思います。

荒馬の場合は、話す対象者と会うことができないからという

理由ですが、

彼女の場合は、あまりにも時間に追われすぎているから。

5人の子の母で、自営業のため家業の手伝いに家事。

市内から少し離れているので、

子ども達の送迎やら、PTAの仕事やら、

子どもが5人も居るので、スクールバスがある小中学生なら

良いのですが、

幼稚園児もいれば、高校生もいる状態。

終わる時間も場所も違うので、

合間に買い物をしたり、一度帰宅して、ご飯仕度をしたり、

家業を手伝ったり…。

 

ご主人や同居している義両親が、全く協力的じゃないことや

さらに【頼まれごと】があって、

荒馬から見ると、その家の妻や母というよりも、

家政婦さん、召使いさんのように思います。

それを彼女に伝えたこともあるのですが、

彼女も、もっと協力してくれると思ったのになぁ。

今でも、1人じゃ無理だから手伝って欲しいと訴えても、

その翌日くらいで、またづぐに元通りだそう。

様々な家族の形がありますが、チクッと何かが荒馬の心に突き刺さります。

 

そんな彼女、自分の話を話す時間も聞いてもらえる時間もありません。

ですので、

昨日は、思う存分しゃべっていました。

1つの話題も、かなり以前までさかのぼって、

色々な話題を織り交ぜながら話すので、

聞いている側も、かなりのスピードでの情報処理が必要です。

聞いてもらえて満足の話題もありますが、

何か言って欲しい、アドバイスが欲しいという話題もあるので、

情報整理をしつつ、荒馬なりの的確なアドバイスや意見を

考えつつ、話を聴きます。

昨日だけで、かなり【聞く技術】が備わった気がします。

 

荒馬は、自分でもよくしゃべる方だと思っていたのですが、

最近、しゃべる量が減ったからなのか、

自分の話すスタイルが変化していたようです。

「荒馬さんと話していると面白い。

  女性的でもあるんだけど、男性的でもあって…」

 

すぐ結論を求めたり、先に結論を言いつつ、付け足したり、

整理してあげながら聞いているそうです。

自分では気付かなかったのですが……。

 

「今、一瞬、男の人と話しているのかと錯覚したわ」

「そこじゃないんだよ」

とよくある夫婦のすれ違いのような場面も何度か。

 

話し方のスタイルも変化するものなのですね。

確かに、最近、

昔からの友人にも、「なんか変わってないんだけど、変わった」と

言われました。

価値観や思考などは変わっていないけど、伝え方が変わったのだとか。

いや、たまにその価値観や思考も男の人っぽいらしいです。

「話したくないの?もう終わらせたいの?」とも言われました。

あ~、

世の男性陣が、女性陣に抱かれているのはこういうことなのかと

はたと気付いた瞬間です。

 

生活環境の変化もありますが、歳と共に

男性脳・男性思考に変わっている荒馬。

これはよくあることなのでしょうか?

誰か、その道に詳しい方、

荒馬に教えて頂けないでしょうか。

 

 

髪型を変える

こんばんは。

小凡師くんに「ちびまる子ちゃんみたい」と言われた荒馬です。

 

母親になって、優先順位が変わったもの。

化粧品・洋服・美容室

自分の容姿や美容に関する部分は、

後回しの後回し。

最後の最後に、金銭的・時間的余裕があった時のみになりました。

必要最低限の身だしなみなどができる程度には

保っていますが、

それでも、

独身の頃、夫婦2人の頃と比べると、激減。

とは言え、

それなら、それ相応の暮らし方ができるもので、

例えば洋服は、

トレンドのモノではなく、長く着られるモノを買う(着る)。

美容室なら、

半年以上、美容室に行けなくても、

何とかアレンジでごまかせる髪型などにしてもらう。

化粧品は、

(肌が弱いのですが)ランクは下げても、肌に悪くないものや

化粧の仕方でそれなりにできるように。

 

という具合に変化。

荒馬自身は、全くストレスも不満も溜まりません。

欲しくて堪らない、美容室に行きたくて堪らない時には、

その都度、実現できています。

おそらく、

考え方・次に【行きたい・欲しい】となる欲求が出る時期も

生活の変化に合わせて、変化するものなのかもしれません。

 

ちょうど、半年くらい経つと、

「あ~、そろそろ美容室に行きたいなぁ」と思ったり、

「春物の服を買ったのは、〇年前だから、そろそろ」と

思う時には、金銭的・時間的余裕がポンッっと生まれたり。

 

そういうものです。

 

というわけで、

望み通りに髪型を変えるのは半年ぶりの美容室へ。

半年以上も放っておくと、さすがにマズイので、

それを見越して、3ヶ月前に少しカットをして、

次回、やりやすいようにという下準備はありましたが……。

 

今回は小凡師くんも一緒に。

荒馬は3ヶ月は行かなくても大丈夫ですし、

その時の髪型や髪質によっては、1年行かなくても大丈夫なのですが、

さすがに男性は、そうはいかないものですね。

凡師さんも、1~2ヶ月おきに散髪に出かけます。

女性より頻度が高いぜぇと思ってはいたのですが、

これは、女性によりけりですよね。

 

小凡師くんは、床屋ではなく美容室。

荒馬と同じ所へ行っているので、

自動的に、荒馬サイクルに合わせてもらっていたのですが、

(小凡師くんをエサに、自分も美容室へ行けるので……)

だんだん、小凡師くん1人だけ行かせて、

荒馬は我慢の時が増えてきています。

さらに、

小凡師くんは、【かたい・多い・癖も強い】という

髪のお悩み上位を3つも持っているので、

必然的に短髪にします。

 

短髪にすると、やはり1~2ヶ月おきに行かないと、

だらしなさが目立ってきて、

3ヶ月おくと、寝癖ともともとの癖が強く出て、

何をしても直らなくて、中途半端な長さゆえ、

見た目が、

とてもだらしなく見えます。

それでなくても、校内で1番背の高い小凡師くん。

ただでさえ目立ちます。

 

少しずつですが、【身だしなみ】のマナーなんかも

教えてあげられればと思っています。

不衛生に見えたり、だらしない着方などが、

相手にどんな印象を与えるのか。

そこまで、うるさく言うつもりはありませんが、

あえて相手を不快にさせる必要もありませんし、

それなら、相手に好印象を持たれる方が良いはず。

 

勉強の習慣と一緒で、こういう事も習慣づけられると、

後々、少しは役に立つのでは?と思っています。

 

もう少しすれば自我が確立し、価値観も確立してきます。

その時に、【これは違う】と思えば、

ばっさり切り捨てれば良いだけで、

強要はしませんが、知識として伝えていこうと思っているわけです。

親としては、バランスが難しいところですが、

ここは、

荒馬も学びの場として考えています。

 

押しつけず、置いてくる。

考える余地を残しつつ、土台となることは提供する。

 

先に終えて、帰宅した小凡師くん。

荒馬が帰宅した時に

「可愛くなったね。でも……、でも…、

   なんだか、ちびまる子ちゃんみたいな髪になったよね。

      いや、これは悪口じゃないよ。褒めてるんだからね」と

必死に言えば言うほど、バカにされていると感じた荒馬でした。

 

小学生に絵本セラピー®

こんばんは。

小凡師くんの学年で絵本セラピー®をしてきた荒馬です。

 

先日、今年度最後の参観・懇談がありました。

担任の先生に以前からお願いされていたのですが、

まさか、参観日の場で絵本セラピー®をやることになるとは、

荒馬も緊張感が高まりました。

しかも、学年全員。保護者も2クラス分。

小凡師くんが通う学校も少子化のあおりなのか、

かつては、1学年200名超は在籍していた児童数が、

今では、1学年51名。

小凡師くんの学年が極端に少ないというのもありますが、

それにしても少なくなりました。

市内全体的にそんな感じです。

 

荒馬の地元でもあるのですが、

荒馬が通っていた小中学校は、

増えすぎた隣の学校から枝分かれするように生まれた学校。

荒馬が在籍していた頃は、まだ10年も経ってない若い学校だったので、

それでも、1学年150名以上。

荒馬の学年もまた、極端に少ないと言われていたのですが、

それでも120名ほどはいたような気がします。

 

さて、荒馬が以前、中学校教師だったことは、

小凡師くんも知っているのですが、

それでも、自分が母親の授業を受けることになるとは、

思ってもみなかったと思います。

それでも、私情を挟むことなく、参加する態度は立派でした。

周りの子達の方が、浮き足立っていたように思います。

 

小学5年生ともなれば、「絵本なんて…」と思うものですが、

みなが読み聞かせの最中、夢中になって聴いていました。

「面白い」「もっとたくさんの絵本を読みたい」

「大人になっても伝わりそう」と、感想も上々。

今回のテーマは、

【自分を知って、相手を知って、知ることから始める団結】。

4月から6年生になります。

いきなりリーダーとして活動しなければいけない彼ら。

その前に、まずは、

ちょっと個人主義傾向が強く、バラバラしている学年を、

必要な時には、団結できる学年になって欲しいという、

担任団の願いを汲んで、選書し、セラピーを行いました。

 

高学年以上になれば、【みんな仲良く】は通用しません。

しかし、必要な時に、仲間を認め、力を合わせる場面は、

学校現場ではたくさんあります。

特定のグループができてくると、他のグループ、仲良し以外の人を

知ることすらしなくなります。

まず、相手を知ろうとすること。

それって、今後も大切だよなぁと思います。

このセラピーが、何かのきっかけになってくれていたら嬉しいです。

 

小凡師くんも、友達への依存度が低く、

休日や放課後にまで遊びたいと思う友達はいません。

本人曰く、「学校でいっぱいしゃべって、遊んだし」

もう、満腹状態で帰宅するのです。

その上、さらにとなると、乗り気にはなれないようです。

放課後や休日は、自分の時間を楽しみたい。

 

それも悪くないと荒馬は思っています。

そして、その気持ち、荒馬もよく分かります。

自分もそういうタイプだったので…。

放課後や休日に友達と遊ぶと、自分のやりたい事が後回しに。

それがプチストレスになる時もありました。

なにせ、学生時代の友達関係は、非常に面倒なものだから。

ある程度は、合わせつつ生活しないと、

1日の大半を学校という閉鎖空間で過ごすので、

楽しい日々を過ごすことはできません。

その分、

自分の時間が減りすぎても、バランスが崩れてしまいます。

 

小凡師くんと荒馬の共通点は、【断る】ことができること。

小凡師くんは、そこに【平等に優しい】という面が加わるので、

誰も悪く言う人はいません。

ですので、親友はいなくても、誰からも嫌われていないという存在。

それもまた、ちょっと珍しいなぁと思います。

 

今日、授業後の感想が届けられました。

それぞれが、色々な事を感じ、きちんと文章にまとめられていました。

どの感想も、立派な感想でした。

 

小学生・中学生・若いお母さん達・年輩の方々

学校の先生などを対象に今年度は9回のセラピーを実施できました。

だいぶ、コツが掴めてきて、スムーズにこなせるように。

しかし、まだまだ修行も必要だと実感です。

今後も、

どんどん絵本の魅力を、微力ながら広められたらと思っています。

3月は、ちょっとお休みするので、

今年度最後の絵本セラピーが終わり、来年度以降のやる気と自信に

繋がる素敵な1年でした。

分からないことを楽しめない

みなさん、こんばんは。

映画を観ていて、気付いた荒馬です。

 

以前、小説や映画の結末を

【観た人に委ねる】【それぞれが感じられる余韻】という

のは苦手だと書いたことがありました。

今日、観た映画がまさに【分からないことだらけ】だったので、

分かるように、自分なりに色々と想像をしていたのですが、

ふと気付きました。

 

あっ、分からない状態を楽しめなくなったんだ。と。

昔は、もっとそういう作品を楽しめていたはずです。

あれこれ考えて、想像して、

あんな背景があった・あの後こうなるんだと、

見終わったり、読み終わった後にもワクワクしながら。

でも、いつの日からか、

見終わった(読み終わった)時点で、

【全て終了。そして次のこと】というのを視点になってるんだろうなぁと。

それは、

小説や映画の後にやってくる、日常の生活の方が優先されたってこと

なのかなぁと思いました。

 

昔だって、日常の生活の中に娯楽があって、その前にも後にも、

日常の生活があるのは、今と変わりなかったはずなのに、

その余韻を楽しむ、【心の余裕】【時間の余裕】が、

いつからか、無くなってしまって、

それらを楽しめなくなったのではないかと、思ったんです。

だからこそ、

限られた娯楽の時間を、その時できちんと終了したい。

じゃないと、

中途半端な状態が続くから。でも、そこを楽しめる時間がないから。

 

苦手なのではなく、

それを楽しむ心や時間が無くなったのだと、今日、きづきました。

と言うのも、

その映画を見終わってから、

ネットで、原作の漫画との比較や映画を観た人の感想などを読みながら、

荒馬が観て【?】が残った部分を補填しようと、

している自分がいたからです。

 

考える・想像する力が衰えたのだと思いました。

ラクに理解したいと、思うようになったのだと。

これって、

ちょっとマズイかも…と思いました。

脳がラクを求めているのは、良くないなぁって。

だから、苦手です という言葉でごまかしていたのだと気付きました。

 

いかん、いかん。

これではいかん。

 

もっと考えたり、想像したり、という脳の活動をしないと、

おそらく、体の動きにも影響がいくような気がします。

面倒くさがりを通り越して、

動くことさえ、億劫になり、

動かないでできることをやるようになってしまう気がして…。

 

そんな自分に気付いて、ちょっと怖くなりました。

分かりやすいことがダメではありませんが、

もっと、読者(観客)に委ねられている作品を観たりして、

自分で考えてみる、想像してみる活動を取り入れようと思いました。

 

そして、そこを楽しめるようになれば、

もっと自分の考え方や価値観も柔軟になるような気がしています。

最近ちょっと、

型にはまりすぎて、そうではないものに触れると、

異様な嫌悪感やいらだちを感じるようになってきています。

 

それは、ちょっとキケンだなぁって。

今はまだ、そこに気付けているので、戻れるような気がします。

 

危ない危ない。

家族の中に生き続ける母

みなさん、こんばんは。

家族との食事で母を想いだしていた荒馬です。

 

昨日は、疲労と満腹により、パソコン・スマホ・読書をやめ

ソファーに横になっていた、夜のひとり時間。

しかも、頭痛薬を飲んで、めまいと吐き気が…。

もともと、

喘息を持っていた荒馬は、幼い頃から市販薬はNG。

副反応が過剰に出てしまうため、

例えば風邪薬を飲んでも、逆に発熱してしまったり…。

大人になって、

ようやく市販薬も飲めるようになってきたと思いきや、

副反応にやられてしまいました。

これは年齢によるものなのでしょうね。気をつけねば。

 

さて、そんな、ちょっと不調の昨日は、

昼間、小凡師くんの学年の道徳の授業で、

ミニ絵本セラピー®をやらせて頂きました。

しかも、参観日!! 

しかも学年全員の前で(といっても少ないのですが)

絵本セラピー®に担任の先生が興味を持って下さり、

いつか子ども達にやってほしいとお願いされていました。

それを、今年度最後の参観日の場で…。

これまでやった絵本セラピー®の中で1番緊張しました。

しかし、

終了後に数名の子達が、わざわざ荒馬の所にやってきて、

「今日はありがとうございます。とっても楽しかったです」

「絵本って、今(小5)、読んでも楽しめるんですね」

という感想とお礼を言ってくれて、とても嬉しかったです。

何より、小凡師くんが

「お母さん、今日はお疲れ様。楽しい授業だったよ」と

言ってくれたことが嬉しかった。

 

そして夜は、荒馬父・荒馬兄夫婦と一緒に、

みなで、市内にあるホテルでお食事。

以前も書いた事がある【すきやき・しゃぶしゃぶ食べ放題】に。

昨日も、食べて・しゃべって・笑って、

楽しい時間を過ごすことができました。

本当に、荒馬家の人間はよくしゃべる。

賑やかで、いえ、うるさくて…。

あ~、こんな毎日だったよなぁと昔を懐かしみながら…。

兄が「荒馬も39歳になるのかぁ。信じられないなぁ」と。

4つしか離れていないのに、兄にとっては、妹が歳をとるというのは、

不思議な感覚なのかもしれません。

父も「もうすぐ40かぁ。今の姿を母さんが見たらどう思うかな」と。

家族で食事をすると、ついつい、母のことを思い出すのでしょうね。

それは、兄も荒馬も同様ですが…。

 

そして、小凡師くんが、荒馬父・荒馬兄の身長を追い越していたことに

成長の嬉しさと、悔しさが混ざった笑顔で、驚く、じじと叔父。

こんな光景も、母と一緒に見たかったなぁと、

思いました。

 

母がいない日々に慣れてしまいましたが、

今もまだ、鮮明に残っている母との記憶。

昨日は、いつもより、母の話題が多かったように思います。

真っ赤なスポーツカーにのり、

マイケルジャクソンの曲をガンガン鳴らしていたよねー

とか、

運転したくて堪らなくて、突然、父と旅行に行ったよねー

とか。

 

孫の顔を見ることができなかった母。

小凡師くんと小小凡師くんを見たら、

母は何を想い、何を言うのだろうか…。

母になった荒馬を見て、

何を想い、何を言うのだろうか…。

そんなことを考えていました。

 

どんなに技術が進んでも、

どんなに便利な時代になっても、

亡くなった人と、もう一度話をする、会うことはできません。

会って、思いっきり話がしたいなぁ。

 

 

またまたバイク熱が…

みなさん、こんばんは。

凡師さんとyoutubeでバイクの動画を見ては、

ニヤニヤとしている荒馬です。

 

昨年の2月に書いた記事 

fuku-fukuro.hatenablog.com

Instagramを始めてから、他の人のpostを見るのが楽しくて、

その場所に行ったつもりになったり、

素晴らしい写真を見ると、感嘆の溜息がこぼれたり…。

この季節、毎年のようにバイクカタログを買います。 

JAPAN BIKE OF THE YEAR 2017 (Motor Magazine Mook)

JAPAN BIKE OF THE YEAR 2017 (Motor Magazine Mook)

 

 それをpostしたところ、

全国のバイク好きが【いいね】をしてくれて、

その方々のを見ると、休日の旅にツーリング。

景色とバイクを一緒に写しています。

バイクって写真でもさまになるんですよね(個人的見解ですが)

考えてみると当たり前なのですが、

雪の降らない地域では1年を通してバイクに乗れるんですよね。

最近だと、関東以南では気温も高く、ツーリング日和。

日差しも北海道とは違って、すっかり春の空。

そして、

女性ライダーが多いんだなぁと。

もう、とにかくカッコイイ。

華奢な女性が、ライダースジャケットにエンジニアブーツをはき、

ハーレーにまたがっている写真なんて、

本当に素敵すぎます。

 

乗るバイクによっても、ファッションも変えますが、

荒馬はフライトジャケットが好きなので、

アメリカンタイプでも、ネイキッドでも

以前も書いた、このフライトジャケットを着ます。 

fuku-fukuro.hatenablog.com

 すでに荒馬の身長を追い越す勢いの小凡師くんには、

この荒馬のフレイトジャケットは、小さいはず。

ということで、たった1年で、荒馬のもとに戻ってくる予定。

 

そして、

今でも【欲しい熱】が下がらないバイク。

荒馬の生まれ年に、そのバイクも誕生。

ハーレなどの外車などと比べると、いえ国産の他のバイクと比べても、

ちょっと頑張れば、手の届く値段なのですが、

なかなか手元に届かない憧れのバイク。

凡師さんも「一度は跨がってみたい」と言っているので、

荒馬が可愛くおねだりするか、

強硬にアピールすれば、叶えられそうな気もしますが、

凡師さんも乗りたいバイクがあるので……。

 

この地域では、まだマイナスの気温。

雪も積もっているので、5月くらいが乗り始めになる予感。

そして、10月には乗り収めになります。

北海道の道は、どこを走っても最高ですが、

荒馬の場合は、毎日毎日乗るわけではないので、

いっこうに、ドライブテクニックが上がりません。

おそらく今は、

教習所上がりたてよりも下手な気がします。

 

それでも、早く乗りたいなぁ。

『ちはやふる』上の句・下の句

みなさん、こんばんは。

この後、映画を観る予定で、とってもワクワクしている荒馬です。

 

今月は映画鑑賞を多くしています。

映画は一度見始めると、約2時間の縛りがあるので、

なかなかゆっくり腰を据えられない荒馬。

それでも、自宅で観るときには、一時停止ボタンを使いながら、

集中が途切れる時間をおかずに観られます。

 

以前も書きましたが、

百人一首】に異様に、過敏に反応してしまう荒馬。 

fuku-fukuro.hatenablog.com

 漫画では読んでいるのですが、

映画で観たことがなかったので、

ちはやふる』上下2巻同時にレンタルしてきました。  

 

 

競技カルタは、やはり映像で観た方が、

迫力が違うのだろうと思うのですが、

これから観るので、どのくらいの迫力なのか…。

 

北海道で親しまれている競技カルタとは、

ルールや競技スタイルも違うと思うのですが、

それでも、百人一首百人一首

あの面白さは、やったことのある人なら言わずもがな。

観たことのある人も、やらないまでも伝わるかも…。

 

この映画や漫画を通して、どのくらいの人が興味を持ち、

実際にやり始めたのだろう…と思ったりもしますが、

実際に行動に移すほど、心揺さぶられる人は、

案外、少ないのかも知れません。

身近で手軽でというモノなら、すぐに始められますが、

稽古場や教室などを探すとか、

練習動画が多くアップロードされているとか、

教本などが充足にあるとか、

複数人が必要だとか、

そんな壁に阻まれる人が、圧倒的な気がします。

 

荒馬がやっていた、下の句競技カルタの場合、

市内全域の各地区で稽古ができ、

住んでいた地区の町内会(自治会というのかな)も

当時は強かったので、指導者も人数も恵まれていました。

お陰で、市内大会のみならず、

上の大会へ出場することもできたくらいです。

 

何かを始めたいと思っても、

金銭的・時間的余裕の有無。

通える環境の有無。

それが第1の関門。

 

その後は、近場でやっている場所があるのかということ。

北海道で言うと、

そのほとんどが【札幌】なら開催されている率は上がります。

しかし、

北海道は広い。

荒馬の住む地域からは、車で5時間かかります。

飛行機を使えば早いですが、LCCなんて存在しないので、

とにかく高い。

 

あの講座を受けたい。

あの勉強会に出たい。

〇〇のライブに行きたい。

あのイベントに参加したい。

 

個人の条件が揃っても、距離で諦める人も多くいます。

だって、必ず宿泊が伴うから…。

荒馬も、宿泊が伴うものに関しては、

かなり色々な準備が必要です。

凡師さんの仕事の都合をつけてもらわねばならず、

そこには、必ず、そこをカバーする人が生まれます。

さらに、

凡師家の場合は、訪問看護師さんの手を借りねばならぬ時も。

 

自分が思ったように行動できる人は、

「理由ばかり並べてないで、行動しなよ」

「そこまで強い意志じゃないんだね」

「そうしているうちは、何もできない」

と言います。(実際に言われたことも)

 

それでもさ、

きれい事抜きで、【どうしたって無理な事は存在】するのです。

奇跡の連鎖がなければという事だって。

相手の状況を慮れない言動は、

その人が、どんなに優れた事をやっていても、

素晴らしい言葉で語っていても、

荒馬は、

1㎜も心が動かされません。

 

【できる】【やれる】ことは精神論ではありません。

当たり前のことではなくて、

そこにも、恵まれた環境が存在するのです。

もちろん、

努力や調整で実現しうることだってたくさんありますが、

どう逆立ちしたって…ということだってたくさん。

 

その点では、

荒馬は恵まれた環境に置かれている側だと思います。

行動を起こそうとすれば、

何とか実現できる環境にいます。

やりたいこと全部、何度も何度もだと、

家族や周りの人の負担が増すので、

あまり自分優先で生きないように戒める日々です。

 

ブログを書きながら、

荒馬の置かれた状況を再認識しました。

ついつい、

マイナスに考えがちだったり、

どうせ…となってしまいますが、

案外、それは思い込みが強かったり、悲劇のヒロイン症候群だったようです。

 

今の自分に感謝しないといけませんね。

 

 

 

 

充実感

みなさん、こんばんは。

ドキドキして、ワクワクして、

ホッとして、スーッとした荒馬です。

 

本日、半年以上前から依頼を頂いていた

絵本セラピー®開催の日。

自宅から車で片道40分ほど。(冬道なので…)

いつも強風吹き荒れる地域なのですが、

今日はことさらに強風。

自宅近くも強風。

会場近くも強風。

普段は、軽自動車を乗っているので、

走りながらも車が押されて、反対車線にいきそうになります。

運転に集中しながらも、

発声練習や噛まないための練習として、

歌を歌いながら運転しました。

 

そんな運転の緊張感と絵本セラピー®直前の緊張で、

ドキドキしながらの道中。

初めてお会いする方々の前で、

絵本を読み、話をするので、台本を作成し、準備万端には

するのですが、やはり緊張はするものです。

ただ、この緊張感、

日常生活の中ではないので、とても良い心と脳の刺激になりました。

 

やっている最中は楽しくて嬉しくてワクワクが止まりません。

男性・女性半々で20名ほど。

地域の子育てネットワーク会議の場でやらせて頂きました。

みなさん、

反応がとても良くて、笑い声が聞こえたり、思わず声を出しながら

読み聞かせに夢中になってくださいました。

シェアリングの最中も、話が盛り上がって、最高!!

 

終了後、開催校の校長先生と1時間ほど話をして、

ホッと胸をなでおろし、

行きは、吹雪の中のドライブだったのですが、

帰りは晴天。

気持ちも天気も晴れやかに、

ご機嫌で、また歌いながらのドライブ。

 

自宅に到着してからは、

気持ちがますます晴れやかになり、

爽快感というか、心の荷が落ちて軽やかで、

そよ風が通り抜ける開放感がありました。こちらがスーッ。

 

この【自分の時間】【楽しい時間】【やりがいのある時間】は、

母や妻の時とはまた違う時間です。

こういう場が、たまにでもあるだけで、

本当に気持ちに余裕を持ち、

ネガティブにならずに日々を送ることができます。

 

この1ヶ月で、5件の依頼を頂き、

4回目が終わりました。

本当に有り難いことです。

必要としてくれたり、興味を示してくれたり、

求めてくれたり、

これは、荒馬自身に向けてというよりも、

【絵本の力や魅力】に対してのものと分かっているのですが、

それでも、

とても嬉しくなります。

 

「絵本は、子どものためのものと思っていたけれど、

  深くて、面白くて、もっともっと読み聞かせをしてもらいたい」

「あと2時間くらい続いても、絶対に飽きない」

「別のテーマの絵本セラピーをもっとたくさん受けてみたい」

「今日、来られなかった人にも、参加して欲しい」

そんな声をたくさん頂きました。

 

もっともっと絵本の魅力が広がると嬉しい。

絵本セラピストがそこにいなくても、

絵本を手に取る大人が増え、子どもと共有したい、

大人同士で、話し合いなどのツールで使いながら、

お互いに読み聞かせをしあう光景。

 

わー、とっても素敵です。

 

 

『好きっていいなよ』『先輩と彼女』

みなさん、こんばんは。

高校生のピュアな恋愛映画を観た荒馬です。

 

映画が観たい

でも、

ガッツリというよりは、

ちょっと気を抜いても見られる映画が…。

こんな風に観たいと思うのは、めったにないので、

自分でも意外な感じでした。

AmazonTVで、早速、見放題の映画を探しました。

海外作品は、字幕で観たいけれど、今日は邦画の気分。

見放題のラインナップは、観たことがない映画が多く、

何度も何度も行ったり来たり。

「これは面白そうだけど、パワーが要るなぁ」

「ゲラゲラ笑いたいわけじゃないんだよなぁ」

「ちょっと重たいなぁ」

「観た後、眉間に皺が寄りそうだなぁ」

などとブツブツ言いながらも、いっこうに選べない。

 

そして気軽に観られて、さらに、荒馬はとうの昔に忘れてしまっている

ピュアな恋愛映画を観ることに。

しかも、高校生が主人公。 

好きっていいなよ。 通常版 [DVD]

好きっていいなよ。 通常版 [DVD]

 

  

映画「先輩と彼女」特別版 [DVD]
 

 この2本を観ました。

恋愛映画はあまり観ないのですが、挑戦。

 

感想はと言うと、

高校生なら、ワーキャー言うんだろうなぁ。

高校生なら「分かるーーーー」ってなるんだろうなぁ。

この映画の面白さを理解するには、あまりに歳を取り過ぎました。

 

あんな恋愛、もう二度とできないし、

しないんだろうなぁと思いました。

今、仮に恋愛をしたとして(倫理的・道徳的にはアウトの風潮ですけど)

ドキドキしたり、胸キュンはあったとしても、

ああいう形には、絶対にならないだろうと。

 

それでも、

遠い遠い、中高生時代の恋愛を思い出しながら、

甘酸っぱさ・大人になる直前の重さと軽さを

楽しみながら観ることができました。

 

あの頃は、学校が生活のほとんど。

恋愛・友情・部活だけでも、いっぱいいっぱいで、

余裕がなく、山あり谷ありが、めまぐるしくやってきていて…

 

たまには、こういう時間の過ごし方も良いなぁと思いました。

今度、

女子中高生が読みそうな漫画を借りてきて読んでみようかなぁ。

 

教師時代は、よく読んでいました。

四季ごとに、中高生が好きそうな雑誌を買ってみたり、

音楽も、中高生が押している曲を聴いたり。

そういう若者文化に触れるのって、

本当に刺激になります。新しい視点が生まれたり、発見があったり。

生徒達へ媚びているわけではなく、

自分がすでに考えられなくなっている思考や発想が、

それらによって、呼び起こされる気がしました。

 

そして、今、自分が、

もうそこにはいないのだと実感し、

今生きている世界を、

自分なりに楽しく幸せに送ろうと思っていました。

「あの頃に戻りたい」とは、これまで一度も考えたことがありません。

あの頃に戻ったところで、きっと、いえ、絶対に同じだと思うので。

あの頃は、あの頃の荒馬なりに、

十分にやりきった気がします。

 

だからこそ、今があるのだと。

その瞬間が欠けても、今の自分は生まれないわけで、

リセットしたいほど、後悔していることや、やり残したことはありません。

その時、その時、

ベターでベストの選択をしていたと信じたいです。

 

見終わったあとの、あのライトな気持ちも良かったです。

「終わった。さて、洗濯でもするかっ!」

「終わった。本でも読むか、あっ、夕飯は何にしようかな」

さっと、日常に戻れるライト感。

 

プチリフレッシュには最高です。

 

明日は、車で40分ほどドライブし、

絵本セラピー®をやってきます。

ちょっと緊張してきました。

今日は早めに布団に入ろうと思います。